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Red Bull Music Academy presents Dohyo-Iri
Published
Oct 24, 2014
Words
Riku Sugimoto
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先のNYでの開催も大成功を収めたRed Bull Music Academyが、2014年の秋、満を持して東京に上陸。その記念すべき初日を祝い、代官山AIRにてDohyo-Iri(土俵入り)と題したパーティーが開催された。迎えられたゲストはニュージャージー出身、NYハウスに多大な影響を与え、現在もイビサのCirco Locoなどシーンの第一線で活躍するKerri Chandler。この日にふさわしい、まさに横綱級といえる職人DJだ。 AIRに到着すると、今年のRBMAの参加者の一人、Ossieが荒々しいミックスと雑食性の高いハウシーな選曲でフロアを温めていた。この時点で既に多くの人が集まり、特別な夜の予感がさらに高まっていく。観衆の期待が高まる中、美麗なピアノフレーズとヴォーカル、力強く走るビートという王道のNYハウス的な展開からKerri ChandlerのDJがスタート。徐々に彼の持ち味ともいえるディープなシンセフレーズで引っ張るトラックから、現行のテックハウスのようなトラック(もっとも、これは彼が元祖のようなものだが)まで、様々なスタイルを展開していく。この日もサウンドチェックを2時間近く行うほど、機材やサウンドへのこだわりで知られるKerri。30年以上DJを行ってきた現在も妥協のない、音楽への探求が彼の真髄なのだろう。
アッパーな楽曲からディープな展開への移行のスムースさからも、卓越したスキル・センスを感じる。中盤にはClass Action の“Weekend”やAzymuth “Jazz Carnival”などをスピンするディスコ・ファンクの時間も。もちろん自らの楽曲も積極的にプレイ、Ibadanからリリースされた名曲“In My System”、“Atmosphere”から、知る人ぞ知るPal Joey “Dance”のリミックスまで、彼のトラックが未だ古びないどころか、現在さらに輝きを放っていることを改めて認識できた。この日のAIRの音は、エッジが際立った音をひとかたまりで感じるようなサウンド。訪れてすぐの時はやや違和感があったが、人が集まれば集まるほどエネルギーを増す様には驚いた。楽曲に対応し、高揚感を否応無しに煽るライティングも流石の一言だ。
ラウンジでは先日自らのパーティーから派生する形でレーベルVIS REV SETをスタートさせたばかりのKikiorixが、USハウスへの愛が感じられる緩やかなハウスセットを披露。さらに上階のNoMadでは、国内随一のハードディガーMuroと、ガラージ・スピリッツを受け継ぎ、深化させてきたDJ Noriが共演。ソウル・ファンクを中心に据えながらも、桁外れの音楽への傾倒を感じさせる一筋縄ではいかないレアグルーヴセットで贅沢な時間を演出した。あくまで空間に溶け込むような、シチュエーションに花を添えるような選曲にも、彼らの手腕の片鱗を伺えた。
後半に差し掛かったフロアに戻るも、勢いは全く衰えていなかった。来月RBMAのイベントにも出演予定のRobert HoodによるFloorplanの “Never Grow Old”や、Seven Davis Jr. “Friends”といった近年のトラックから、Black Magic “Freedom (Make It Funky)”のようなNYハウスクラシックまで、パワフルで色彩豊かな展開が続く。終盤になると、Kerri自ら持ちこんだキーボードを演奏!Frankie Knuclesに“WhitsleSong”を捧げる瞬間や、Stevie Wonder “Do I Do“の絶妙なミックスもあり、心動かされずにはいられなかった。 アンコールは彼自身の名曲“Sunday Sunlight”の弾き語りからスタート(このパーティーは日曜~月曜だったのだが、Tuesday Sunlightと歌詞を変えて歌っていた)。さらにハウス・ディスコクラシックを交えつつ、Kerriは“Rain”や“On My Way”をプレイし、歌声を披露してくれた。彼のオーディエンスへの感謝が感じられたこの時間は、ハウスフリークにとってはご褒美としか言いようがない贅沢さ。筆者のように近年のハウス・リバイバルから彼を知った者から、往年のSpace Lab Yellowのパーティーを楽しんでいたようなハウス愛好家、そして出会いやシチュエーションを楽しむ人々まで、あらゆる人に歓びがもたらされた一夜であった。 予想以上の超ロングセットで幕開けとなったRBMAの夜。Kerriが終盤にかけたJocelyn Brownの“It's Alright!”というフレーズが示す通り、問題なく幸先の良いスタートを切ったようだ。
Photo credits: Yusaku Aoki / Red Bull Content Pool
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