Mark Ernestus' Ndagga Rhythm Force - Walo Walo

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  • 元Basic ChannelのメンバーであるMark Ernestusは「Walo Walo」によって数十年にわたるアフリカンリズム探求の大きな進歩を見せている。その探求はRhythm & Soundに始まり、近年、彼が夢中になっているンバラへと至る。ンバラは、彼がJeri-Jeriと組んでヨーロッパのオーディエンスに紹介したセネガル/ガンビアの音楽スタイルだ。Jeri-JeriとErnestusのチームはMark Ernestus' Ndagga Rhythm Forceへと発展し、彼らは自らを「ダカールとベルリンのドリームチームによる表現」と称している。「Walo Walo」は彼らにとって3枚目のEPであり、2016年の後半に予定されているファーストアルバムの先行シングルとなっている。 「Walo Walo」の表題曲にはこれまでのNdagga Rhythm Force作品の特徴がすべて含まれている。つまり、ハンドパーカッションによって生み出される波立つグルーヴと、スタジオでの演奏風景が思い浮かぶほど歯切れのいいアレンジだ。しかし今回はクラブ的要素が若干色濃く表れており、とどろくキックと深みのあるクラップが流動的なビートを支えている。ボーカルを散らした"Version"とボーカル無しの"Rhythm"の2バージョンで"Walo Walo"が収録されている。"Ndiguel Groove"では、ドラムセットで演奏される翻るようなバックビートが、クラシックな4つ打ちテクノの鼓動によって強化され、そこへハンドパーカッションが流れ込み、深くリヴァーブをかけた小刻みなギターを引き立てている。完ぺきなアレンジに隠れて控えめに役割を果たしているのがErnestusだ。アフリカとヨーロッパのサウンドを融合させることだけではなく、シンプルに、Abdourakhmane Fall、Assane Ndoye Cisse、Ibou Mbaye、Laye Lo、Mbene Diatta Seck、Modou MbayeからなるNdagga Rhythm Forceと彼らの音楽世界へ光をあてることを彼は目指しているようだ。このプロジェクトはそのどちらにおいても成功を収めている。
  • Tracklist
      A1 Walo Walo Version B1 Ndiguel Groove B2 Walo Walo Rhythm
RA