Voigtmann - The Interlude Archives EP

  • Share
  • 鮮烈なデビューから数ヶ月、ロンドンに根ざした3曲入りのEPと共にYumé Recordsが帰ってくる。Claus Voigtmannは、2010年から続くパーティーToi Toiのメンバーの1人であり、先進的なハウスとテクノを聞けるロンドンの名所として、パーティーは評価を獲得してきた。そして、深夜のロンドンを徘徊するクレイジーな人たちにとって間違いなく御用達の場所となっているfabricのレジデントCraig Richardsが、リミックスを提供している。これは彼にとって非常に稀なことだ。 Toi Toiにレギュラーで通っている人なら、VoigtmannのDJと言えば、大きくうねるミニマル・サウンドとして認識していることだろう。この音楽観が「The Interlude Archives EP」にも反映されている。突出したベースラインが両トラックの土台を支え、Voigtmannが様々なテクスチャーとテクニックを試すことを可能にしている。その中でも、より削ぎ落としたアレンジの"Fingerpointing Track"では、ぐちゃぐちゃになったボーカルと遠くから聞こえるノック音によって浮遊感のある雰囲気を作り上げている。一方、The Good Ones Go"は狡猾なトラックだ。最初は鋭くスライスしたようなテクノの体裁を装っているが、そこから、長い尺にわたって即興ジャズによるブレイクへと展開しており、Voigtmannの音楽的な一面を除かせている。両トラック共に、A:rpia:rやRicardo Villalobosのセットにおける深い時間帯に見事にフィットすることだろう。同様のことがリミックス・バージョンにも言える。Rishardsは、自身のタフでトリッピーなテイストに合うように"The Good Ones Go"を新しく作り変えている。何日も脳裏に残るであろう低域のサウンドが特徴的な彼のリミックスによって本作は幕を閉じる。Yumé Recordsの前作に続く、ついつい耳を傾けてしまうEPに仕上がっている。
  • Tracklist
      A1 Fingerpointing Track A2 The Good Ones Go B1 The Good Ones Go (Craig Richards Remix)
RA