Ruffhouse - Demand

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  • Samurai Musicなどのレーベルと並んで、Ingredients Recordsはドラムンベースのよりミニマルな側面を打ち出している数少ないレーベルのうちのひとつだ。DJ Psylenceによって立ち上げられたこのレーベルは、初期にはSkepticalやDub Phizixといったスターを送り出しているが、ここに届けられたのは現在急成長中のニューカマーRuffhouseによる2作目のEPだ。Pessimist、VegaそしてCooperというブリストル出身の3人によって構成されるこのトリオは、ここ最近のインタビューでTommy Four SevenやMonolocといったCLRのテクノ・アーティストからの影響について語っていた。彼らの作るトラックには、その影響がまざまざと感じ取れる。"Demand" and "Division 3"は容赦のないインダストリアル・テクノをそのまま170BPMのテンポで仕立てたかのようである。ビーツの隙間をたっぷりと空けていることで、ハーフ・テンポであるかのようにも感じられるのだが、そのブレイクにおける動きはまさしくドラムンベースのそれだ。堂々としたブルータルさが光る1枚。
RA