Exercise One & Mathew Jonson - Lost Forever in a Happy Crowd

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  • ベルリンのデュオExercise One(Marco Freivogel and Ingo Gansera)とカナディアン・テクノのカリスマMatthew Johnsonによる大西洋を越えたディープかつダークな素晴らしいコラボレーションが実現。"Lost Forever in a Happy Crowd"は巨大な怪物のようなグルーヴを持ち、中毒性とひたすらシームレスな楽しさが同居している(10分間のトラックだが、実際よりも長く感じるしさらに強烈な印象だ)。それでいてシンプルさもあり、じわじわとしたリズムトラックは地底の奥深くから湧き出るような感覚でひたすらディープに埋め込まれているのだが、それだけにちょっとした繊細な動きだけでもそのナスティさはことさら強調される。緊張感と正確さ、パーカッシブなクリックとダビーなパルス音が相まって、実に魔術的なトラックに仕上がっている。 "Blind Trapeze"ではExercise Oneによるさらに複雑なテクノが展開されている。ローターブレードで削り出したかのような荒々しいリズム、シャープなハイハット、ハンマーのように力強いビーツがLeonard Flohenの唸るようなバリトン・ヴォイスによって渾然一体となり実にブルータルな仕上がりとなっている。
RA