D-Bridge presents Velvit - Passing Encounter

  • Share
  • Bad Companyの中心的存在として数々の革新的なトラックを生み出し、Exit Recordsを主宰、Instra:Mentalと共にAutonomicサウンドを推し進めてきたdBridge。Instra:MentalがBoddikaやJon Convexとソロ名義で、テクノ・ハウス・エレクトロなどBPMを落とした自由なフォーム上でのトラックをリリースしていく中、dBridgeがAutonomic以降の嗜好を顕著に表しているのが今作における名義Velvitだろう。昨年Exit RecordsからVelvit名義として初めてリリースされた「Chic Anatomy / Den-En-Toshi」ではレーベルの音楽性も反映してか、抒情性豊かなシンセサウンドが用いられ、リスニングとしても機能し得る内容だったが、本作ではより低域が強調されたダンスフロアに向けられた2曲が収録されている。ファンキーなリズムに軽快に刻まれるパーカッションと深くリヴァーブがかけられたボーカルのハイブリッドがアーバンな雰囲気を醸し出す"Passing Encounter"、一方ドラムンベース特有の荒々しいベースラインをスタンダードなリズム構成に映えるようアレンジし、アシッド音やシンセの高揚が特徴的な"Scarlett"。両曲における、こういった様々な要素のハイブリッド感がアメリカやドイツのグルーヴとも違う、非常にイギリスらしい匂いを感じさせることが出来る所以ではないだろうか。
  • Tracklist
      A. Passing Encounter B. Scarlett
RA