RA.750 Jasmine Infiniti

  • Published
    Oct 19, 2020
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    181 MB
  • Length
    01:18:55
  • New World Dysorderの創設者が灼熱のテクノセッションを披露
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  • これまでにも何度か言っているが、Jasmine Infinitiは計り知れない力を持つ存在だ。このニューヨーク拠点のDJの、ハードで高速、そして自信に満ちたスタイルとアプローチは非常に強烈で、最初の瞬間からあなたを虜にする。聴き慣れた曲すらも彼女の手にかかれば違って聴こえ、そして彼女は常にリスナーを驚かせる方法を見つける。彼女のスタイルは、ざっくり言えば、どう猛で唸るようなテクノであり、ニューヨークとオークランドのボールルームシーンでの経験から学んだバウンシーなビートで突き進んでいく。また、彼女は素晴らしいプロデューサーとしてもすぐにその地位を確立した。今年発表したLP『Btxch Släp』は、ノワール風の雰囲気とジャックハンマーのようなリズムを持つテクノとエレクトロの作品であり、2020年の最も優れたデビューアルバムのうちの1つだ。 彼女は活気に満ちていてクリエイティヴなNew World Dysorderクルーを率いており、Cali Roseのようなエキサイティングなアクトたちと共にDJしている。仲間たちと共演するしないに関わらず、彼女のセットは予測不可能だ。私たちは以前、彼女が午後3時にガバをプレイし、その後“The Macarena”をかけるのを目撃した。InfinitiのRA Podcastは、彼女の燃え上がるようなセットを上手くまとめた例の1つで、ふんだんに使われた疾走感のあるキックドラムの下では、Jagged Edgeの“Where The Party At”や、もっと最近のR&Bトラックなど、特徴的なヴォーカルが鳴り響いている。ブレンドはエネルギッシュかつワイルド、選曲はクリエイティヴで、時には奇想天外でさえあり(Deadboyの“If U Want Me”からCybotron “Cosmic Cars”にミックスする人など、誰がいようか?)、そのスピリットは徹底している。今年の春頃、私たちはJasmine Infinitiのデビューアルバムを“テクノの新たなヴィジョン”と表現したが、それは正に、彼女が今回ここで披露したものを示している。
RA