- ライジングスターによるロウ・テクノ
- Héctor Oaksはベルリンのテクノ界における新たなスターのひとり。生々しくエネルギッシュな彼のサウンドは、本人がエレクトロニック・ミュージック史一番の店と呼ぶ場所、The Record Loftのカウンターの後ろ側で長年にわたり形作られてきた。もともとマドリッド出身の彼は、これまで世界有数のテクノ団体に所属。その一つが、月一で開催されているベルリンを代表するゲイ・パーティーのHerrensauna。もう一つが、トビシリの盛んなテクノシーンの中心地であるナイトクラブのBassianiである。つまるところ、Oaksは世界の最高のダンスフロアの数々で定期的にプレイしているのだ。
DJとしての彼のサウンドは、そうした状況に非常にマッチしている。新旧のテクノを基盤に、90年代のタフでループ主体のビートを、サイケデリックな現代のツールとミックスすることで、精神と身体の双方に訴える美学をもたらしている。また、そうしたサウンドは彼のプロダクションにも顕著で、主宰レーベルOAKSの作品に見受けられる他、最近ではBassianiのレーベルからリリースされたアルバムにも現れている。
しかしRA.675を聞くかぎり、Dance Maniaクラシックとでも言うべき変わったジャッキンハウスのトラックは、いつもOaksの身近にあるようだ。時にタフで時にスムースなこうしたサウンドのバランスが、彼の人気を裏付けている。内に入り込みたい気分の時は、そうさせてくれるし、ただ身体を突き動かしたい時は、それも叶えてくれる。
Tracklist01. Pink Floyd - Welcome To The Machine - Pink Floyd Music
02. Trisomie21 - La Fe^te Triste - Play It Again Sam
03. Broken English Club - Anonymous Death Tape
04. Kris Baha - In Your Arms
05. Umwelt - Time Crystal
06. J-Zbel - Diablo Verde
70. Darren Price - Lose No Time
08. December - 64 Ways To Rob A Friend
09. Brame & Hamo - Celebrity Impersonator
10. Darren Price - Phizz
11. User - Untitled
12. CTRLS - The High Note
13. DJ Misjah - Parsing
14. David Carretta - Automotion
15. Legowelt - Sturmvogel
16. Rukka & Robin Dupont - Transe Supersonique
17. DJ T-1000 - ‘Bout To Bang (Stanny Franssen Remake)
18. Polygon Window - Quoth
19. Moby - Hymn (European Mix)
20. DJ Slugo - Freaky Ride
21. DJ Deeon - TZ3
22. DJ ESP - Slo-mo
23. He´ctor Oaks - Improved Motto
24. Atari Teenage Riot - Rage (Vocals & Drums Mix)
25. A Popular History Of Signs - Crawling For You