- 666番目のミックスはアルバム一枚分の新曲
- Charlie Duffはヨーロッパのテクノシーンにとって欠かせない存在だが、同ジャンルに対する彼のアプローチは純然たるものではない。ドライブ感があり余分ものは削ぎ落とされているが、多様な音楽的バックグラウンドと、陽気かつ、その高い身長に似つかわしい堂々としたパーソナリティからくるムードとメロディのセンスも入り混じっている。また粘り強い働き者であり、かつてはとても小さなスタジオに住み、機材の横で寝ていた。Duffが作るアンビエントの間奏曲は、彼のバンガーの数々と同様にきめ細かく魅惑的であり、最新作である、彼の新レーベルThe Gridから発表されたファーストリリースでもそれが証明されている。
DuffによるRAポッドキャストの要は、このプロダクション能力とダンスフロアを操るスキルにある。アルバム一枚分の新曲で構成されており、不気味なアンビエントとスポークンワードの間をスムーズに流れ、疾走するテクノといくつかの予想外の迂回がハイテック・トラップへと導く。私たちがMatrixxmanを好きな理由の全てがここにあるのだ––鋭く強固なキックドラム、暖かいコード進行、エレクトロの影響、柔らかなアンビエント––そうした要素が、このミックスを単なるダンスフロアミックス以上のものにしている。一枚のLPのようでもあるDJセットであり、アーティストとしてのDuffを要約している。それは、テクノという領域の中でその境界をじわじわと押し広げながら活動するアーティストだ。
TracklistThe Lesser Key Of Solomon
Matrixxman - Ouroboros
Matrixxman - Terminus
Matrix Mann - Jacked In
Salford Lads Club - Sentinel Island
Matrixxman - WannaCry
Matrixxman - Flexxin' On Hoes
Matrixxman - Cryoburn
Matrixxman - Friendly Extortion
Matrixxman - Uploaded Mind
Matrixxman - Ex Nihilo
Matrixxman - As Above So Below
Matrixxman - Sic Luceat Lux
Matrixxman - Virtual Sexx
M4TR1xxM4n - Turf Wars
Matrixxman - Return From Subroutine
Matrixxman - Tango Down
Matrixxman - Full Clipp
Matrixxman - Menace
Matrixxman - Ron Hardy Hologram
Matrixxman - Fleeting Thoughts
Matrixxman - Core Meltdown
Matrixxman - Finally Sentient
Matrixxman - Distress Signal
Matrixxman - A New Day
Matrixxman - I Kneel Before You