RA.631 Buttechno

  • Published
    Jul 2, 2018
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    137 MB
  • Length
    00:59:56
  • ロシアテクノ史のミックス
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  • ロシアのエレクトロニックミュージックの大部分は、その国外では罪に等しいほど見過ごされてきたが、今、それが変わりつつあるようだ。近年、国境を超えて響き渡るような音楽を生み出すロシア人プロデューサーのニューウェーブが起きている。そしておそらく、その中でも最も興味深いアーティストは、Buttechno名義でレコードを発表する多領域アーティストPavel Milyakovだろう。Milyakovは2010年頃、Midnite Cobrasというパンクバンドのメンバーとしてミュージシャンとしての活動を開始した。その後、彼はロシアの郊外の街を拠点とするエレクトロニックアーティストのコミュニティ、Johns Kingdomを立ち上げた。「しばらくしてから、俺は自分が24時間・週7日、ずっと音楽を作り続けていたいんだってことを自覚した」と、彼はINRUSSIAに寄稿したエッセーの中で綴っている。以来、彼は自由で独特な「音楽言語」を築き上げ、凶暴なテクノやエレクトロから、アンビエントのブレイクス、ギタードローンまで、様々なサウンドの間を漂ってきた。彼はこれまでにThe Trilogy Tapesやモスクワ拠点のGOST ZVUKといったレーベルからトラックをリリースしているほか、ロシア人ファッションデザイナーGosha Rubchinskiyのランウェイショーの音楽も担当している。 Milyakovが受けてきた音楽的影響は多岐にわたり、本人によると、日本のノイズからミュージックコンクレート、そしてサイケデリックロックバンドSpacemen 3と実に様々だ。しかし当然ながら、母国ロシアで早くから活動をしてきたテクノアーティストたちに、彼は深く感謝している。RA.631は、その見過ごされてきた系譜へのイントロダクションである。Milyakovは本人は今回のポッドキャストについてこう説明する。「’95年から現在までの、昔や今のヤバくて無名のプロデューサーや、とても才能がありながら正しく評価されてこなかったミュージシャンたちによる、ロシアのテクノの歴史をレペゼンしているんだ。」
  • Tracklist
      DJ Kompas Vrubel — Manjerok Lazy Fish — Fluid 3 Motor — Track 12 Lazy Fish — Fluid 2 Motor — Track 10 Roma Zuckerman — Materia 606 Rodion Stankevich — viet picikato Roma Zuckerman — sticks in the head Roma Zuckerman — destroit Shadowax — a&b Nocow — hold u tight Roma Zuckerman — spot Kuzma Palkin — proper sauna chill Motor — track 5 Kuzma Palkin — 21-04-DeepTX DJ Kisloid — wicked electronic Chuk & Gek — Elik XuMuk — another day
RA