• Published
    Oct 24, 2016
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    201 MB
  • Length
    01:27:47
  • シーン屈指のDJによる熾烈なドラム&ベース
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  • Andrew Campbellは90年代初頭にLoxyと名乗り始めて以来、ドラム&ベース・シーンで活動している。ドラム&ベースの進化を辿ってきた彼自身もそうした進化の一翼を担ってきた。プロデューサーとしてMetalheadz、Renegade Hardware、Architectureといった老舗レーベルからリリースを重ねてきたCampbell。DJとしても名を馳せる彼は、ロンドンの伝説的クラブBlue Noteでレジデントを担当した経歴の持ち主でもある。近年のCampbellは自身のレーベルCylon Recordingsの再始動に伴い、Dan HabarNam、Clarity、Beastie Respondらのトラックに加え、シーンの方向性を決定づけるコンピレーションを発表し(英語サイト)、ドラム&ベースを再び進化させようとしている。 他のドラム&ベースDJに比べ、彼のDJセットはじっくりと繰り広げられることが多く、様々なトラックを丁寧かつゆるやかなミックススタイルでなめらかに混ぜ合わせることが重要視される。そのアプローチの結果、彼のRA podcastも流れにスムーズな感覚が生まれている。今回のCampbellがカバーした音楽領域は幅広く、ジャングルの要素が散りばめられたトラックに加え、dBridgeやDigitalによるタイトなトラックなどの他、Grey Areaの広範な実験的トラックも用いられている。彼のオンラインミックスは比較的珍しく、特別感がある。それは今回のRA podcastでも例外ではない。シーンきっての評価を集めるCampbellが新旧の素晴らしいトラックを交えながら90分のミックスを見事にまとめ上げている。 近況報告をお願いします 実はちょうど2人目の子供が生まれたばかりなんだ。家の一部を改装していて、徐々にスタジオの雰囲気に戻りつつあるよ。Cylonから出すアルバムを作ろうと思っているんだ。 今回の制作環境を教えて下さい 自分のスタジオでTraktorを使ったよ。 今回のミックスで意識したことは何でしたか? 僕はどのミックスでもサウンドジャーニーの空気と雰囲気を意識しているんだ。映画を監督するのと同じ感じでね。 他のドラム&ベースDJに比べるとロングミックスすることが多いですが、このミックススタイルはどこから? ただミックスをするんじゃなく、意味のあるミックスをしたいんだ。僕のスタイルで常に大事してきたのはミックスと選曲。RandallみたいなDJがいいなと思ったし、Bukem、Peshay、Doc Scottからいろいろと学んだよ。そういうDJが自分のスタイルの下地になっている。 いまドラム&ベースで一番面白いと思っていること/人を教えて下さい いま面白いと思っているのは僕のレーベルからリリースしている新人アーティストたちだね。Last Life、Space Matters、Tornとか。他にもたくさんいるよ。 今後の予定を教えてください ソロアルバムの制作に取り掛かるよ。これまでに一緒に制作してきたキーマンたちを数人フィーチャーする予定なんだ。その間はレーベル、家族、DJとやることがいっぱいだよ。
RA