RA.482 Mind Against

  • Published
    Aug 24, 2015
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    136 MB
  • Length
    00:59:15
  • Life And Death所属の二人組が届ける崇高なテクノ
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  • AlessandroとFederico Fogninihはあっという間にブレイクを果たした兄弟デュオだ。それまでお互い音楽を作っていたが、DJ/プロデュース・デュオ、Mind Againstとして活動を開始したのは2011年のこと。その2年後にはイタリアからベルリンへと引っ越し、Life & Deathからデビュー作「Atlant」をリリースし、その後も「Avalon」と「Strange Days」を発表。その頃にはDJとしても注目を集める存在になっており、毎週末世界のどこかでギグをしていた。オーディエンスも良い印象を受けていたようであり、去年の12月に公開されたRAのTop DJアンケートには、33位で初登場した。 アーティストがなぜブレイクするのかはっきりしないときもあるが、彼らの場合は明確だ。Mind Againstには、コズミックで、感情を喚起させ、必要なときだけハードになるという、独自のシグニチャー・サウンドがあるからだ。RA.482では彼らのさらに繊細な一面が提示されており、58分間に渡り穏やかな海の干満のようなテクノが展開する。 まずは近況報告をお願いします 今年2作リリースしてからは、ヨーロッパのツアーに集中していたね。その期間も、時間を見つけてはスタジオに入って制作をしているんだ。 ミックスの制作環境を教えてください 飛行機の中、空港、ホテルなどで構想して、ベルリンのスタジオで仕上げたんだ。Ableton Liveでエディットもしたんだけど、タンテとCDJを使って普通にミックスした部分もあるんだ。 ミックスのコンセプトについて教えてください 普段プレイしているのとはちょっとだけ違うセットにしたかったんだ。今お互い気に入っている曲を選んで、それにアンビエント・トラックや、ループ、そして未発表曲も含む僕らの古い曲を部分的に混ぜて作ったんだ。 Mind Againstとして活動を開始してからはまだ2年しか経っていませんが、それ以前にも一緒に創作活動をすることはありましたか? 大学のころ一緒にバンドをやっていたりしたよ。Freddieがドラムで、Alexが歌をやっていた(笑)。Mind Againstが生まれるよりもずっと前から、二人で共に築きあげてきたことを、今Mind Againstでやっていると言えるかな。 音楽制作を始めてから日が浅いにも関わらず、あなたたちはすでに沢山のギグをこなし、レコードをリリースし、引っ張りだこ状態です。どういった経緯があったのですか? 2013年にベルリンに拠点を移したのはかなり大きかったね。ここではレーベルの人達ともっと密に関わることができるし、友人や誘惑から離れて、制作に集中できるスペースを作ることができたんだ。 Mind Againstは、パンク・バンドと間違えられてもおかしくない、DJデュオらしくない名前ですが、この名前はどうやって決まったのですか? 確かにそうだね。お互い、エレクトロニック・ミュージックの世界を知る前、パンクやロックを聴いていたんだ。おそらく名前を決める上で、それは少なからず影響していたんじゃないかな。 今後の予定は? 今の所、2016年の前半までヨーロッパとアメリカ大陸をこのまま横断してツアーを続ける予定だ。あとは新作のリリース予定もあるし、面白いコラボレーションもある。しかし2016年には少し制作に集中するためにギグを減らすつもりで、もしかしたらファースト・アルバムのことも考えるかもしれない。
RA