RA.427 Luke Abbott

  • Published
    Aug 4, 2014
  • Filesize
    142 MB
  • Length
    01:02:02
  • Border Community所属アーティストによる、息をのむ美しさのセッション
  • Share
  • Luke Abbottは間違いを好む。間違いは、彼の音楽に人間らしさを持たせるからだ。彼は、ドラムが多少ズレ出しても、音を多少ハズしても気にせず、テープノイズも取り除かない。Abbottは以前、その時使用していたMIDIコントローラーが気に入らなかったため、自身でオリジナルを制作したこともある(彼はシンセサイザーを組み立てることも好む)。彼の音楽の中枢を担っているのは、モジュラー・システムだ。Abbottはそのマシンの自由度と、予測不可能な動作を気に入っているそうだ。これまで2枚のアルバムと複数のEPで提示されてきたAbbottの作品は、こういった制作環境の中から生み出された、型にはまらない、豊潤で美しい音楽であり、モダン・コズミック(kosmische)と呼ぶ事が最も相応しいだろう。これは彼と、Abbottの2枚のアルバムをリリースしたレーベルBorder Communityを主宰する、James Holdenが得意とするサウンドだ。6月にリリースされたAbbottの最新のアルバム、『Wysing Forest』は、ケンブリッジシャーのWysing Arts Centreでのプログラム期間中に完成させた作品だ。主にライブ・レコーディングや即興演奏がベースになっており、その中から生まれた自由度の高い9曲は、これまで以上にユニークでパーソナルに仕上がっている。 AbbottはDJではないが、これまで彼が影響を受けた音楽、そして彼と方向性の近い仲間の楽曲を集め、素晴らしく美しいポッドキャストを作ってくれた。 まずは近況報告をお願いします ニューアルバムを出してからは、いくつかギグをこなして、いくつかリミックスをやって、新曲を制作して、スタジオの掃除をしていたよ。スコットランドのフェスHowlin' Flingから戻って来たばかりなんだが、素晴らしいフェスだった。イルカを見たんだ。 ミックスの制作環境を教えてください 自宅のリビングルームで、お茶を飲みながら、レコードを聴いて、数日かけて作ったんだ。 ミックスのコンセプトを教えてください 瞑想するときに聴くようなテープとか、癒しのヒーリング・ミュージックを私なりに作ってみたものなんだ。穏やかな夏の午後に自宅でゆっくりとした時間を過ごす時の音楽だ。単純に私が好きな音楽でもあるんだ。 あなたのライブは常に流動的だと過去に発言しています。最近のライブはどのようなものになっていますか? 私のアルバムが発売した週にUKでちょっとしたツアーをやったんだが、とても楽しかったよ。色々な機材を持っていって実験的なことをしたんだが、それ以来もうちょっと磨かれたものになってきた。今は、モジュラー・ケース+ノートPCのセットアップになっていて、とてもプレイするのが楽しいんだ。今年Café OTOでCharles Cohenを見たんだが、彼のプレイにとても影響を受けたんだ。それ以来、私のセットアップを色々といじって、彼のような魔法を私なりに見つけようとしているんだ。 今後の予定は? これから幾つかギグがあるから出発の準備をしてるところだ。あとフランスのJack Wylieとコラボプロジェクトを進めている。その後数週間後にはGreen Man Festivalでプレイするんだけれど、とても楽しみなんだ! Photo credit: Kmeron
  • Tracklist
      Pharoah Sanders - Greeting To Saud Geoffrey Chandler - Celestial Divine Seesaw - Flap Alice Damon - Waterfall Winds Kieran Hebden and Steve Reid - Left Handed, Left Minded Aphex Twin - Ptolemy Karen Gwyer - Waukon Robert Turman - Flux 1 The Boy Lucas - On A Day When I Wake Up Constance Demby - Om Mani Padme Hum Philip Glass - Closing Karl Schaffner - Pacific Moonrise Lukid - Park It Low Koreless - Nosun
RA