- UKの新世代の氷点下ビート
- Beneathの音楽が2012年に初めて店頭に並んだとき、Keysound Recordingsの主宰の1人であり、早くから彼に目を付けていたBlackdownは、彼の音楽を「氷点下で轟くサウンド」と呼んた。古典的なグライムの質感を他のスタイルと混ぜ合わせたサウンドで頭角を表した彼は、Visionist、Logos、Wenといった強者が並ぶUKのシーンで頭が1つ抜きん出た存在であった。
Tectonic、Keysound、そして自身のNo Symbolsといったレーベルからのリリースを通して、Beneathは独自の解釈のハウスやテクノに近いサウンドを構築してきたが、彼の音楽を1つのジャンルに当て嵌めるのは野暮だ。最近よりエクスペリメンタルな方向性へと傾倒しつつある彼の音楽はアヴァンギャルド界隈でも注目されており、最近PANと契約を結んだ彼は、同レーベルからEPのリリースを控えている。今回のRA.407では、Batu、Alex Coulton、A Made Up Soundなど彼の同士達の楽曲がかき集められており、何度聴いても鮮度の落ちないミックスに仕上がっている。
まずは近況報告をお願いします
仕事をしたり、音楽を制作する時間やモチベーションがあったら作ったり。以前よりもDJをすることが増えた。
ミックスの制作環境を教えてください
自宅の寝室のタンテで作った。
ミックスのコンセプトについて教えてください
俺の今までのミックスは自分のトラックをショーケースすることがメインだったから、今回のはもっとDJミックスっぽくなったと思う。
あなたの音楽はどういったギグに一番合うと思っていますか?
やっぱり、大抵のDJはサウンドシステムが大きくて、照明や飾りが派手じゃない小さな暗いハコでやりたいんじゃないか?あまり無いかもしれないが。しかし、俺が今までやってきた中で、一番楽しかったギグは別に小さなハコとかではなかったから、場所によりけりかもしれない。DJとしての経験を積んだし、DJに対する考え方も変わって来た今、プレイの内容や仕方を環境に合わせることは昔よりも上手くなった。個性の強いラインナップの中でやるのも楽しいし、俺が一風変わったアクトだったり、客層が100%音楽目当てでくるUnsoundとかCTMみたいなフェスは楽しいね。
今後の予定は?
もうすぐPANから12インチが出る。今は次にNo Symbolsから出す12インチを仕上げてるところだ。あと、他の人の音楽をリリースするのにもそろそろ挑戦してみるつもりだ。
TracklistA Made Up Sound - After Hours (AMUS)
Batu - Numen (Dub)
19.26.1.18.5 - Snakes Cave (Horizontal Ground)
Burlish - Octave Won (Dub)
Batu - MK9 (Dub)
Pev & Kowton - Vapours (Livity Sound)
Webstarr - Agreus (Dub)
Beneath - Golden Age (No Symbols)
Wen - Lunar (Keysound)
Beneath - One Blings (PAN)
Dolo Percussion - Dolo 2 (LIES)
Cooly G - Oh Boy (Dub Organizer)
Lack - Span (Dub)
Parris - Pressure (Beneath Dub)
??? - Beneath Remix (Dub)
Hodge - Renegade (Donus Ytivil)
Pinch & Mumdance - Turbo Mitzi (Tectonic)
Acre - Symbol (Dub)
Alex Coulton - Bleep Sequence (Mistry)
Asusu - Velez VIP (Dub)
Alex Coulton - Tension (Mistry)
Rachael - Okada (Hotline)
Beneath - Worried (No Symbols)
Kerridge - Chew (Downwards)
Shackleton - Death Is Not Final (Skull Disco)
Beneath - Strike A Pose Logos Remix (Dub)