- 見落とされがちなアーティストの放つ純粋なテクノ
- Ashley Burchettは2000年より作品をリリースしてきたロンドンのプロデューサーだ。最近、ベルギーのレーベルTokenをフィーチャーしたLabel of the Monthを読んだ読者なら解っていると思うが、2007年に彼は同レーベルの所属となり、以降このレーベルをホームにしている。Burchettは疾走感のある、躍動的なサウンドを世に送り出し、Jeff MillsのPurpose Makerシリーズのダークな面を彷彿とさせる音を展開してきた。レーベルの生誕5周年を迎えた2012年、TokenはBurchettの「Binary Opposition」をリリースし、その後Ben Klock、Peter Van Hoesen、Planetary Assault Systems、Sighaといった現行のテクノのトップ・アーティストによる同曲のリミックスを発表。そして先月、「Behind the Sun」でのリリースで彼はさらなる真骨頂を見せた。
RA.337は、上に挙げた楽曲に加え、未発表音源やShifted、DVS1やTruncateといったアーティストの曲も詰め込んだミックスとなっている。
最近の活動について教えてください
ここの所は色々なリミックス仕事で忙しかった。それ以外の時はギグをこなしていたよ。現在は来年のためにアルバムも製作中だ。
どこで、どのように今回のミックスをレコーディングしたのですか?
自分のスタジオで、ヴァイナルやCDから直接Logicに録音したんだ。TraktorやAbletonみたいなものは持っていない。
どういったテーマでミックスを作ったのですか?
特にコンセプトは無いんだ。DJギグで実際にプレイしている様な内容を凝縮してみた。今の俺の音楽の好みが詰まってる。
RAのフィーチャー記事で、Kr!z が「Phaseはもっと評価されるべきだ」と言っています。ご自身ではどうお考えですか?
自分でも思うことはあるけど、その原因にはあまり興味がないんだ。何事にもタイミングがある。
現在のテクノシーンは、あなたのようなアプローチに傾倒しつつあると感じますか?
最近はまたタフになってきている気はするね。自然なことかもしれない。過去にはハードで速すぎるものもあって、すこし落ち着いたサウンドのプロデューサーも出てきて(もちろん、それは良い事だった)。ここ最近でその2つのアプローチが平行してきている気がするね。俺は昔から、その中間にいると思っている。
今後の予定は?
これからしばらくはアルバム制作がメインだ。その合間にギグをこなす感じだね。
TracklistStanislav Tolkachev - Building Peaks
Shifted - Gates
Steven Brown - Polar
Martin H & Samuel L Sessions - The Leap
Marcel Dettmann - Bleep 5
Ø [Phase] - Behind the Sun
Forward Strategy Group - Applied Generics
Ads - Transversal
Ø [Phase] - The Chasedown
Dax J & G Wild - Revok (Ø [Phase] remix)
Truncate - Pad Mode
B & R - Afterlife
Psyk - RDNM
John Thomas – Psycho Groove
Developer & Truncate - Diffraction (Jonas Kopp remix)
Ø [Phase] - Binary Opposition (process 1)
P.A.S. - Sucktion
Robert Hood - A Time to Rebuild
Steve Bicknell - Lost Recordings 5 (B1)
DVS1 - Evolve
Developer - Dirty Drive - (Shifted remix)
Chris Page - Decoy (Blawan remix)
Ø [Phase] – (unreleased)