伝説的なシンセ・デザイナーChris Huggettが死去

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  • EDP WaspやNovation Bass Stationなどのイノベーションを生み出したイギリスの開発者が10月22日に息を引き取った。
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  • Chris Huggettが10月22日にがんで亡くなったと報じられた。 このイギリスのシンセ・デザイナーは、808 StateからArcaまで様々なアーティストに数十年にわたり使用されてきた革新的なマシンで、エレクトロニック・ミュージックの様相を一変させた。1977年、HuggettはWasp、Spider、Gnatのような個性的で非常にコレクション性の高いシンセを生産する小さなショップ、Electronic Dream Plant (EDP)を共同設立した。その後、1982年にはOxford Synthesizer Company (OSC)をスタートし、同様に名高いシンセサイザーOSCarを製造した。 90年代初頭には、HuggettはAkai社とNovation社のデザイン・コンサルタントを務めた。後者では、Waspで使用されているものと同様のオシレーターを組み込んだBass Stationの開発に携わった。その後、彼はNovation社の社員となり、1998年にリリースされたアナログ・モデリング・シンセサイザーSupernovaをデザイン。その後もBass Station II、Peak、Summitなど、数十年に渡り名機を生み出し続けた。 シンセサイザー愛好家たちが、伝説のデザイナーを追悼している。
    Huggettのシンセサイザーと、それらがエレクトロニック・ミュージックに及ぼした幅広い影響を辿る年表をチェック。
RA