“終わらない・ループしない”自動BGM生成デバイスAISOがリリース

  • Published
    Fri, Oct 23, 2020, 04:00
  • Words
    Suiko Nakai
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  • Go Hiyamaらの楽曲をフィーチャーし、再生の度に全く異なる構成の音楽を流し続けるジェネレーターが登場。
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  • 自動BGM生成デバイスAISO automatic BGM generatorが発売される。 「ループしないBGM」、「終わりのないBGM」という構想のもと制作されたAISOは、小さな音の欠片をプログラムがリアルタイムかつランダムに構築し、半永久的に新しい音楽を生成する。開発担当者は「西洋音楽を完璧に理解させたプログラムによる音楽の自動作曲ということではなく、数値化できる最低限の譜面的音楽要素のみをルール化」したものだと説明している。 また、AISOに付随して3名のミュージシャンの楽曲がリリースされる。AISO開発者でありテクノプロデューサーであるGo Hiyamaの“Alea”、Supercarの元メンバーであり現在はサウンドクリエイターとして活動するKoji Nakamuraの“etude”、アンビエントアーティストduennの“seamless”が、各50セット限定で販売される。NakamuraはAISOについて、「とてつもない革新の世界。音楽家に聴いてもらいたいんだよ。閉塞感を打破できるかもしれない」と語り、duennは「この小さな個体が予期せぬ“演奏”をしていく過程を楽しんでもらえると幸いです」とコメントする。 開発元・販売元のエコーズブレスは、「潜在する音/音楽の価値を見い出し、それを具現化することで、さらなる体験を生み出す。」を理念とする会社。AISOは当初は店舗やオフィス空間、マンションの共用部など均整のとれたサウンドスケープが求められる空間での使用が主題と考えられていたが、「アーティストや聞き手のみなさんに対しても、そもそもの新しい音楽の作り方、聴き方、在り方を新たに提案できるのではないかと考え」、一般販売に至ったという。 AISOのシステムを下敷きにして制作した音楽コンテンツである、オンライン版AUTOMATIC BGM GENERATORはこちらから視聴可能。 現在こちらでプレオーダーを受付中。販売価格は¥62,000となっている。
RA