イビサの伝説的なDJ José Padillaが64歳で死去

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    Tue, Oct 20, 2020, 01:15
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  • Café del Marでのロングセットやミックスなどで知られたバレアリックの先駆者が、結腸がんの闘病の末この世をさった。
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  • José Padillaが、結腸がんのため64歳でこの世を去った。 Padillaは今年7月にがんを公表し、生活費をカバーするためのクラウドファンディング・プロジェクトを立ち上げた。この伝説的なDJの訃報は、彼のFacebookページに投稿された。 「とても悲しいお知らせですが、Joséは日曜の夜、彼の愛するここイビサ島で、眠りながら安らかに息を引き取りました」と、投稿には綴られている。また、寄附金や支援メッセージを送った人たちや、カン・ミセス病院のスタッフたちへの感謝も述べられている。 “チルアウトのゴッドファーザー”として知られたPadillaは、イビサのサウンドとアイディアの重要な立役者だった。Café Del Marでの彼のサンセット・セットは同名の大人気ミックスシリーズの礎となり、また、ファンクやソウル、ジャズ、ディスコ、ロックなどを跨ぐ10時間のマラソンセットは、バレアリック・ビート確立の鍵となった。DJキャリア40年以上にも及んだPadillaは晩年まで精力的に活動し、日本を含む世界各地でツアーをこなしていたほか、2015年発表のアルバムSo Many Coloursでは、彼の後継者と言えるプロデューサーたちとコラボレーションした。 José Padilla “Walking On Air”のビデオは以下でチェック
RA