John Fruscianteがブレイクビート・ハードコアとジャングルにインスパイアされた新作を発表

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  • 全9曲収録のLP『Maya』は、Venetian Snares主宰レーベルTimesigから10月に発売予定。
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  • ロサンゼルス拠点のミュージシャンJohn Fruscianteの新作レコード『Maya』が、Timesigから登場する。 Red Hot Chili Peppersのメンバーとしても知られるFruscianteによるエレクトロニック作品の多くはTrickfinger名義によるものだが、『Maya』は2014年発表の『Enclosure』以来の本名名義でのフルレングスとなる。新作は、最近亡くなった彼の猫に捧げる作品だという。 「Mayaは15年間、俺が音楽を作る間一緒にいてくれた。だから彼女に因んだタイトルにしたかった」と彼はコメント。「彼女は音楽が大好きだった。こんなに個人的なタイトルをTrickfingerとして発表するのもなんだか違う気がして、なのでJohn Fruscianteとしての作品にしました」 スタイル的には、90年代初頭から半ばにかけてのジャングルとブレイクビート・ハードコアを振り返る内容だ。『Maya』を制作する前、彼は数週間ブレイクビーツとDX7のパッチを作利ながらゆっくりと構成要素を準備し、結果としてトラックが早く完成したとのこと。また、本名名義では初のヴォーカル無しのアルバムとなった。「前みたいに歌ったりリリックを書いたりすることに興味がなくなった。今、自分が1人でいる時に自然なのは、今年リリースしているような音楽を作ること」とFruscianteは続ける。「マシンやコンピューターであれこれやってみるのが本当に好き」 Fruscianteは今年に入ってから、Trickfinger名義でのアルバム『She Smiles Because She Presses The Button』をAvenue 66から、そして自身がAura T-09と共に運営するレーベルEvar RecordsからはEPを発表している。 『Maya』の収録曲“Amethblowl”は以下で試聴可能。
    Tracklist 01. Brand E 02. Usbrup Pensul 03. Flying 04. Pleasure Explanation 05. Blind Aim 06. Reach Out 07. Amethblowl 08. Zillion 09. Anja Motherless 『Maya』は、Timesigより2020年10月23日に発売予定。
RA