Cabaret Voltaire、26年ぶりのスタジオアルバムをMuteから発表

  • Published
    Thu, Aug 20, 2020, 04:00
  • Share
  • グループ最後のメンバーであるRichard H Kirkが書き下ろした『Shadow Of Fear』が、11月20日発売へ。
  • Cabaret Voltaire、26年ぶりのスタジオアルバムをMuteから発表 image
  • Cabaret Voltaireの新作アルバム『Shadow Of Fear』が、Muteから11月にリリースされる。 このLPは、1994年に発表されたイギリスの先駆的グループによる最後のスタジオアルバム『The Conversation』から26年ぶりのリリースとなる。創設メンバーのRichard H Kirkは、2014年のBerlin Atonalでのパフォーマンスで同プロジェクトをソロで復活させたが、「最初からミッション・ステートメントはノスタルジアではなかった。通常のルールは適用されない。21世紀のためのものだ。古い素材は使わない」とのことで、その後数年の間にCabaret Voltaireの新曲を制作し、限られたライヴでプレイしてきた。 「ものすごく時間がかかった」、Kirkはアルバムについてこう語る。「過去に見つけた問題の1つは、音楽に近づきすぎること。だから僕は距離を置いて、また戻ってみた。ただパッと終わらせるのではなく、もう少し時間をかけて全体像を見るようにしたんだ。世の中に出す前に機械の一部をテストして、すべてが正しく機能しているかどうか確認するようなものだよ」 レーベルによると、本作はテクノ、ダブ、ハウス、1970年代のコスミッシェに触れたレコードで、レコーディングはバンドが活動していた当時に使用していた英シェフィールドのWestern Worksスタジオで行われたとのことだ。デジタル・セットアップへのアップグレードを予定していたKirkの当初の計画はコンピューターの故障により中断され、スタジオの元々の機材を使用することになった。「このアルバムを作っていたら、昔のCabaret Voltaireを思い出したよ。それほど多くの機材がなかったから、想像力を働かせる必要があった」と彼はコメントする。 “Vasto”のビデオをチェック。
    Tracklist 01. Be Free 02. The Power (Of Their Knowledge) 03. Night Of The Jackal 04. Microscopic Flesh Fragment 05. Papa Nine Zero Delta United 06. Universal Energy 07. Vasto 08. What's Goin' On 『Shadow Of Fear』はMuteより2020年11月20日に発売予定。
RA