FKA twigsがCOVID-19禍のセックスワーカーたちを支援する募金運動を立ち上げ

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  • ロンドン拠点のアーティストは既に、Lysistrata、SWARM、East London Strippers Collectiveの3団体に1万ポンドを寄付済み。
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  • ロンドン拠点のヴォーカリストFKA twigsが、セックスワーカーたちへの共済金を集めるファンダライザーを立ち上げた。 プロジェクトの目標は3万ポンド(約415万円)を集め、Lysistrata、SWARM、East London Strippers Collectiveという3つのセックスワーク関連団体へ平等に分配すること。彼女は募金運動の開始に伴い1万ポンドを寄付しており、「ストリッパーやセックスワーカーへの直接の経済支援になる」としてこれらの団体への支援を呼び掛けた。 FKA twigsは今回の取り組みをInstagram上で発表しており、その中で自身の若い頃のセックスワーク経験について明かした。 「私は19歳で初めてポールダンスを習いました。ジェントルマンズ・クラブ(訳注: イギリスのエリート階級向けの会員制クラブ)でホステスとして働いていた時に、あるストリッパーにバックフックスピンを教わりました。知らない人のために説明しておくけど、ホステスというのは誰かが誰かの時間をお金で買って、その中ではディナーしながらのお喋りから労働としてのセックスまで、何だってする仕事です。料金からはクラブの取り分が抜かれます。1人の若い女性としてそうした環境で生きてきた経験は、強い女性としての今の私だけじゃなく、ミュージシャンやヴィジュアルアーティストとしての私の作品に影響を与えてくれました。時にはそれが無意識のことさえあります」と、彼女は綴った。 「こんな大変な時期だからこそ、私にとっては今が一歩踏み出し、敬意を払って、セックスワーカーたちが直面してい困難に目を向けるべき時だと思うのです。私が知っていたり会ったことのあるセックスワーカーたちは、規律と才能、それに労働倫理を持っています。長期的に見ても彼女たちはより良い扱いを受けるべきだけど、彼女たちの収入はロックダウンによって途絶え、その多くが他の人たちが対象となっている経済支援を受けられないでいます」 彼女はこう締めくくっている。「世間の考え方に挑み、スティグマに立ち向かい、権利と保護を求めて闘うのは長い道のりになりますが、まずはSWARMとLysistrata、ELSCにキャッシュを寄付するために、皆さんの力を貸して欲しいのです。これらの団体はストリッパーやセックスワーカーへの直接の経済支援を行っています。まずは私たちが1万ポンド寄付しました。皆さんもhttps://www.gofundme.com/f/sexworkermutualaidfundsから寄付していただけます」 FKA twigsは先月、黒人女性ダンサーたち、特にポールダンスというアートにフォーカスしたショートフィルム『We Are The Womxn』を公開した。 Instagram投稿の全文は以下でチェック。
RA