12月末に閉店する浜松Planet Cafeが新しいクラブへ

  • Published
    Fri, Nov 13, 2020, 02:00
  • Words
    Resident Advisor
  • Share
  • 新型コロナウイルスの影響を受け25年の歴史に幕を閉じる老舗ヴェニューが、新しいクラブとして再出発する。
  • 12月末に閉店する浜松Planet Cafeが新しいクラブへ image
  • 年内での閉店を発表した浜松の老舗クラブPlanet Cafeの跡地に、新しいクラブが誕生する。 1995年にオープンしたPlanet Cafeは“KEEP DANCE MUSIC ALIVE”をコンセプトに掲げ、25年間に渡り営業を続けてきた。TW AUDIOを装備したサウンドシステムは高解像度で迫力があり、小規模のクラブながらハイクオリティと定評がある。これまでDerrick May、Francois K.、Rahaan、Eric Duncan、Nina Kravizといった海外のビッグネームや、DJ Emma、DJ Nobuをはじめとする国内のベテランDJがプレイしており、静岡県を代表するクラブの1つとして地元のみならず全国のミュージックラバーから支持されていた。 同店は、政府が新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を発令した今年4月からの営業自粛期間を経て、6月1日より営業再開するも、浜松市内でのクラスター発生を受け7月下旬より再び休業。8月には今年いっぱいでの閉店を発表した。通常営業は8月末日をもって終了しており、最後の営業は25周年アニバーサリーを終えた後の2020年12月末日となる。現在は感染状況を考慮して、安全に開催できるイベントのみを開催している。 店長の白鳥親氏はPlanet Cafeについて、「周年を重ねるほど幅広い世代のお客様やDJ達が音楽やダンスを通して繋がれるところ」、そして「少しでもピュアに近づけるようにリニューアルから5年近くの時間をかけてエンジニア(HIRANYA ACCESS)と共に作り上げてきたサウンドシステム」が特色であると語る。 新しいクラブでは、Planet Cafeに多数出演するDJであり常連客でもある伊藤正大氏と中村正輝氏が共同オーナーを務める。オープン時期や名称は現時点では未定だ。伊藤氏はPlanet Cafeについて、「深く思い入れがあったクラブで唯一存続していた場所。ホームグラウンドでもあったが家のような安心感を求めに行く場所。自分が初めてクラブに立ち入った、世界を変えさせてくれた場所」であると語り、新しいクラブについては「老若男女楽しめる社交場、サードプレイス、少しでも立ち寄り安心を求めたり、出会いを求めたり人の心を満たす場所であるようにしていきたいです。以前のPlanet Cafeの思いを引き継ぐところもあるが自分色にやりたいことを実現し、世界基準のクラブにしたいと思います」とコメントしている。 尚、新しいクラブの運転資金を集めるためのCampfireプロジェクトが立ち上げられた。 Planet Cafe店長の白鳥氏からのメッセージを以下に掲載する。
    「これまで多くのミュージックラバーの皆様の応援のお陰で25年目まで営業を続けることができましたことをPlanet Cafeを代表して御礼申し上げます。 自分の知っているPlanet Cafeの歴史は半分ほどですが、オープン当初からPlanet Cafeがコンセプトとしてきた“Keep Dance Music Alive”(音楽は鳴り止まない、踊り続けよう!)の元に集まった皆様と過ごした時間は貴重な体験でした。どこかのダンスフロアでお逢いしましょう!」
RA