Face Recordsの新店舗が渋谷宮下公園跡地にオープン

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    Wed, Jul 8, 2020, 06:00
  • Words
    Suiko Nakai
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  • 7月28に開業する商業施設RAYARD MIYASHITA PARK内のショップでは、シティポップ作品やオーディオ機器などを販売。
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  • Face Recordsが、東京・渋谷の最新商業施設RAYARD MIYASHITA PARKに新店舗をオープンさせる。 1994年に横浜でメールオーダーの店として開業したFace Recordsは、96年にレコードの聖地である渋谷区宇田川町に店を構え、それから約25年に渡りアナログレコード専門店として営業する老舗だ。そのほかに、現在はニューヨーク店、下北沢のGeneral Records Store、渋谷区松濤のEcostore Recordsを運営している。7月28日にオープンする新店舗では、日本国外でも人気のシティポップをはじめ、アニメーションのサウンドトラックなど幅広いジャンルのレコード、オーディオ機器、オリジナルグッズを取り扱う予定とのこと。メインビジュアル(ページ下部参照)は、80年代にインスパイアされたグラフィックで知られるデザイナー、ステレオテニスが手掛けた。また、Face Recordsは新施設の館内BGMも担当し、「多様な価値観やカルチャーがミックスする渋谷をイメージしてスタッフが選曲する」という。 Face Recordsは、「今、音楽鑑賞はストリーミングが主流という時代だからこそ、レコードを探したり、ジャケットを見て触り、針を落とし、レコードにしかない音質を聴くレコードならではの楽しさが再認識されている」と時代を捉えながら、新店舗について「様々な人種や世代が交わる場所の特性を生かし、今までレコードに馴染みのない若い世代の方にもレコードに触れていただくきっかけを作り、“レコードのある暮らし”を提案していきます」と説明している。 渋谷区立宮下公園跡地に建設されたMIYASHITA PARKは、公園、ショップ、レストラン、ホテルが一体となった複合施設だ。施設全体を4階建ての公園に見立て、どこにいても心地よさを感じられる空間作りが目指されている。日夜賑わっていた旧来のスケートボードパークとボルダリングウォールはMIYASHITA PARKの屋上へと移動し、新たにサンドコートが設けられる。当初は2020年6月18日だった開業予定日が新型コロナウイルスの影響によって延期され、7⽉28⽇より段階的に開業されることが先日決定した。
RA