京都の寺社とミュージシャンをフィーチャーした新プロジェクトSound Tripがローンチ

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    Thu, Feb 6, 2020, 08:00
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    Resident Advisor
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  • 第1弾では壬生寺でKyoka、貴船神社でコムアイ x オオルタイチ、三千院でYosi Horikawaの音楽を体験可能。
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  • 株式会社On The Tripが、新たな音楽プロジェクトSound Tripをローンチした。 旅先で自分のスマホがオーディオガイドに変身するアプリ、On The Tripを開発する同社によるこの新サービスでは、京都の寺や神社とミュージシャンを組み合わせ、そこでしか聴けない音楽体験を創造していく。参加アーティストはそれぞれの寺社でフィールドレコーディングしたサンプルを使用して楽曲を制作する。参拝者は指定の場所でアプリを開き300円の体験料を課金すると、その音楽を聴くことができる仕組みとなっている。尚、音源の公開期間は限定されておらず、本日2月6日より各寺社に常設されるとのことだ。 プロジェクト第1弾では、ベルリン拠点の電子音楽アーティストKyokaが、壬生寺の地下より湧き出る水の音とお囃子の音色を電子音楽と融合させた作品『inks』を制作。貴船神社では、水曜日のカンパネラのコムアイとオオルタイチが境内の水の音や神社に祀られる龍神からインスピレーションを受けて制作した作品『Kuraokami』が聴ける。そして三千院では、フィールドレコーディングを得意とするYosi Horikawaが同寺院発祥の声明(経文を独特の旋律で唱える仏教音楽)や大原の山の音、鳥の鳴き声などを採集し、“極楽浄土の音”を再現した『Shomyo』が公開中である。サービスの詳細はSound Tripのウェブサイトを参照。 Sound Tripでは現在京都にある10の寺社と連携を進めており、第2弾は2020年3月頃にリリース予定。今後は京都を中心にしながら、日本各地へとプロジェクトを広げていく予定だという。 RAがKyokaを含む3組のプロデューサーをフィーチャーし、2016年に掲載したフィールドレコーディングに関する特集記事はこちらからチェック。 Photo credit: Hiroshi Homma / On The Trip
RA