Rolandがシンセサイザー、サウンド・モジュール、グルーヴ・ボックスなど新製品を一挙発表

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    Mon, Oct 7, 2019, 06:23
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  • 新登場のJUPTER-Xシリーズや、Boutique / AIRAシリーズの新モデルなどが2020年春までかけて続々リリース。
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  • Rolandが大々的な新製品の発表を行った。すでに販売開始されている製品から、最遅で2020年の春に発売が予定されているモデルがある。 まずは、Rolandのフラッグシップ・シンセサイザーの象徴であったJUPITERの名前を冠したJUPTER-Xシリーズからは、ヴィンテージ・シンセの難点の改善を目指したJUPITER-XとJUPITER-Xmが来春と2019年11月にそれぞれ発売される。ヴィンテージ・シンセサイザーにつきまとう場所やコスト、複雑なセッティング、低数のポリフォニックなどの悩みの種が小さくなるかもしれない。本格派でスタジオ向けのJUPTER-Xと持ち運びしやすいモバイルタイプのJUPITER-Xmはどちらも、アナログ・モデリングでは32音、デジタルでは256音までの最大同時発音が可能であり、ボタン一つ押すだけで搭載されたJUPITER-8やJUNO-106などの音源を呼び出すこともできる。
    Boutiqueシリーズには、スピーカー内蔵の軽量、電池稼働可能型のサウンド・モジュールJU-06Aが10月5日に追加される。1982に発売され、ユニークなサウンドでファンを増やしたポリフォニック・アナログ・シンセサイザーJUNO-60と、同じくヴィンテージなサウンドで人気のあるJUNO-106の2台を同社の技術ACB(Analog Circuit Behavio)により再現し、1台に搭載したモバイル型の最新機だ。
    同社のクラシック・マシンを現代版としてリメイクしてきたAIRAシリーズからは今回、グルーヴ・ボックスのMC-707とMC-101を最新モデルとして発表。すでに販売が開始されている両機、パソコンやソフトウェアを繋げることなしに1台のみで音楽制作が可能。それぞれ8トラック / 4トラックのシーケンサー、リズムやシンセサイザー音源を搭載、さらにはエフェクター、オーディオ・ルーパーの全てが一体化した、オールインワン設計となっている。
    そして、8月31日に発売されたDJ-707Mは、音響ミキサーとしても役割を果たす4チャンネル・デッキDJコントローラー。2系統の高音質マイク入力端子、2つのUSBポート、スマートフォンやキーボード、ターンテーブルなどの外部端末用の入力端子、ゲスト・パフォーマー用のAUX IN端子などの充実したミキサー機能に加え、任意の割り当てが可能な3系統のスピーカー・マネジメント出力やハウリングを防止するアンチ・フィードバック・システムの装備などの音響調節に便利な機能が搭載されている。
    Rolandの2019年秋のその他の新製品はこちらからチェック。
RA