Native Instrumentsが「完全統合プラットフォーム」へ向けて人員を30%削減

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  • テック企業で先週、約100人が解雇。その前には約50人が一時解雇されていた。
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  • Native Instrumentsが、報道によると「プラットフォーム戦略」に取り組むため、社員の30%を解雇した。 ベルリンに本社を構えるこのテックカンパニーは、Create Digital Music声明を開示し、セールス、マーケティング、管理、エンジニアリング部門から約100人の人員を解雇したことを認めた。この決定は、2020年に履行される「新たに一体化・完全統合されたプラットフォーム」の形成に着手したことに起因する。しかしながら当社はこの変化を、経済的動機によるものではないとしている。 「我々は90年代から音楽創造におけるイノベーションを後押ししてきました」と、CEO / 共同創設者のDaniel Haverは言及。「最初はソフトウェア・インストゥルメントを介して、そしてハードウェアを備えた統合エコシステムへと拡大し、現在では現代の音楽プロデューサー向けの統合プラットフォーム体験を生み出しています。この変革を成功させるために、我々の"One Native"というビジョンをサポートする中心化された機能設定を含め、戦略を調整する必要がありました。それによって、残念ながら厳しい決断を下さなければならず、多くの従業員と別の道を行くことになりました。苦渋の決断だったことはいうまでもありません」 CDMに向けたもう一つの声明の中で、Native Instrumentsはその新たなプラットフォーム戦略について詳しく説明している。「我々がプラットフォーム戦略にフォーカスする理由は、実際には製品を次から次へとリリースするためではなく、製品の全ユーザーのエクスペリエンスを向上させるためです。ユーザーがコネクト・統合されたエクスペリエンスを通して、現行の製品を最大限に活用できるようにしたいと思っています」 TraktorやMaschineといった人気製品で知られるNative Instrumentsは、今年の夏の始めに、待望のMassive Xシンセをリリースをしている。
RA