BeatportのDJ向けストリーミングサービスのパブリックベータ版がrekordbox内で公開

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    Fri, Jul 5, 2019, 08:18
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    Resident Advisor
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  • オフラインで楽曲をストレージ可能なプロフェッショナル向けの機能が試用可能に。
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  • Beatportの新たなサブスクリプションサービスLINKのパブリックベータ版が、Pioneer DJのソフトウェアrekordbox内で開始された。 今年5月に新サービスについての前置き情報が発表され、登録ユーザーは600万以上の楽曲をrekordbox内でフルレングスで再生可能となっていたが、パブリックベータ版では、よりプロフェッショナル向けの機能が公開されている。 LINK PRO(月額$39.99)またはLINK PRO+(月額$59.99)に登録しているDJは、それぞれ50曲/100曲のデータをオフラインでストアでき、クラブのインターネット環境を気にすることなく楽曲を再生可能となる。また、Beatportによると、ストリーミングデータの解像度は「320kbpのMP3ファイルよりも高い水準」とのこと。尚、ベータ版は現在、Macのみで試用可能だ。 本サービスに関しては、Spotifyのようなストリーミングサービスからアーティストが受け取る配当が少ないことからも、サブスクリプションモデルがダウンロード売り上げに影響を与える恐れがあるとしてレーベルオーナーやプロデューサーたちの間で物議を醸し出している。しかし、Beatport側はLINKを「レーベル、アーティスト、供給元にとっては追加の収入源」になると説明。 Beatportのアーティスト/レーベルリレーション担当であるHeiko HoffmannはCDMに対し、「他のデータストリーミングプラットフォームとは異なり、Beatport LINKはBeatportに楽曲登録しているレーベルやディストリビューターと密接に協力して計画、開発したものです。この1年間で新たな契約が結ばれ、LINKの全登録楽曲は著作権保持者によって認可されました。ですが、もしレーベルのディストリビューターが、彼らのカタログをLINKから除外してほしいと望んだ場合は、中止することも可能です。もっとも、LINKはレーベルとアーティストにとって追加の収入源を作ることを目的としているのですが。」 尚、SoundCloudは有料プランSoundCloud Go+のユーザー向けに、同様のモデルのサービスを展開している。
RA