半野喜弘の監督作『パラダイス・ネクスト』のテーマ曲を坂本龍一が担当

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  • 音楽家であり、近年映画監督として躍進する半野喜弘の新作が7月公開。
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  • 半野喜弘の最新監督作『パラダイス・ネクスト』が7月公開決定、テーマ曲を坂本龍一が担当する。 大阪出身、パリ在住の半野喜弘は、90年代よりエレクトロニックミュージックから映画音楽、オーケストラ作品にいたるまで、並行して幅広く活躍してきた音楽家だ。これまでホウ・シャオシェン、ジャ・ジャンクー、ユー・リクワイ等、現代アジアを代表する監督陣の映画音楽を作曲し、カンヌ国際映画祭やヴェネチア国際映画祭などで評価を獲得。そうした中で、2016年に『雨にゆれる女』で自ら長編映画監督デビューを果たした。長編監督第二作目となる本作『パラダイス・ネクスト』は、「生きるとは何か」という人間の普遍的テーマを描いた内容で、妻夫木聡と豊川悦司がダブル主演し、全編台湾ロケでの撮影に挑んだ映画。各方面の勢力に追われる日本人の罪人2人がたどり着いた先の台湾で出会い、真夏の美しい海が広がる地域で罪を償う旅を繰り広げるというストーリーで、"Raradise Next - Requiem ~ Driving"と題するテーマ曲は、映画『レヴェナント:蘇えりし者』の作曲などでも知られる坂本龍一が手掛けている。 プレスリリースによると、半野は「ストーリーを語るだけの映画は作りたくなかった」と語り、音を操作することでアジアの熱気や湿度を感じさせたいという意識のもとに音響を設計。また「音楽を登場人物のように扱う」ことを意識したという。台湾の先住民の民族音楽も重要なファクターとして登場する。 予告編は以下より。
    『パラダイス・ネクスト』は、7月27日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開予定。
RA