初の本名名義によるLPは、第一子の激動の誕生から着想を得た内容。

『Sirens』はプレスリリースによると、"Martinの初めての子供の誕生から生まれて間もない頃を取り巻く激動の時期をドキュメント"しているという。Martinの妻は出産中に緊急処置を受けなければならず、"命に関わる手術"を受け、息子の誕生の日を持ちこたえたという。
本作は2015年のCTM FestivalでのBerghainで行われたライヴパフォーマンスで初披露され、RAのレビューでは"45分間に渡ってサイレン、フォグホーン、そしてピュアな低音周波数を放ち続けた"と描写していた。Martinの長年のファンであるオーストラリアのサウンドアーティストLawrence Englishは、前述のパフォーマンスを見た後、自分のレーベルRoom40からリリースしないかと彼に尋ねた。"このアルバムはライヴとは違い、優しさと痛烈さの両方を合わせもったダイナミックな音世界を描いている"と、レーベルは説明している。
MartinはThe Bug名義に加え、今年初めにRAレコメンドとなったアルバム『Solitude』を発表したRoger RobinsonとのグループKing Midas Soundを含む、多岐にわたるプロジェクトを手掛けていることで知られる。
"Kangaroo Care"は以下で試聴可能。

Tracklist
01. There Is A Problem
02. Bad Dream
03. After The Party
04. Life Threatening Operation 2
05. Alarms
06. Too Much
07. The Surgeon
08. Mechanical Chatter In The I.C.U.
09. Kangaroo Care
10. The Deepest Fear
11. Necrosis
12. Loss Of Consciousness
13. Finnaling
14. A Bright Future
『Sirens』はRoom40から2019年6月7日発売予定。