KORGがVolcaシリーズの最新作としてModularとDrumの2機種を発表

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    Fri, Feb 1, 2019, 03:35
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    Resident Advisor
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  • Buchlaにインスパイアされたセミモジュラーシンセサイザーとデジタルパーカッションシンセサイザーが、2019年2月に発売予定。
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  • KORGがVolcaシリーズの最新作として、電池駆動のシンセサイザーとドラムマシンを発表した。 2013年に初登場して以来、コンパクトなサイズで人気を博してきたVolcaシリーズに今回新たに追加されたのは、ウェストコーストスタイルを取り入れたシンセサイザーVolca Modularと、デジタルパーカッションシンセサイザーVolca Drumの2機種。Modularのカラースキームと8つのモジュールは、Buchlaに代表されるウェストコーストシンセにインスパイアされた構成となっており、2系統のローパスゲート回路や、2系統のファンクションジェネレーター、ランダムソース、 2基のオシレーターによるFM機能、内部シーケンサー、カスタム可能なスケールなどを搭載。だが、典型的なウェストコーストスタイルとは異なり、これらのツールは有機的かつ複雑でアブストラクトなサウンドを生む。そして、Volcaならではのコンパクトな筐体にパッチポイントを50箇所も設置している。 一方のDrumは、6パートのDSPシンセエンジンで構成されている。各パートには、サイン波、のこぎり波、HPFノイズなど5タイプから選べるオシレーター波形選択、それぞれドラムサウンドに最適化された3タイプから選択するピッチモジュレーターとアンプEGで構成されるレイヤーを2系統装備。できあがったトリガー波形に対し、ビットリダクションによってザラザラ感を、ウェーブフォルダの深さを調整して複雑な倍音を加え、オーバードライブで歪みを調整するなどし、「一般的なドラムマシンとはひと味違う音源の構成が、個性的なサウンドを生み出す」ことができるという。これら全てのサウンドがVolcaスタイルのシーケンサーで演奏可能なほか、2つのランダマイズ機能によってサウンドやパターンに変化や展開を加えることができる。 新製品のプロモーション動画は以下でチェック。
    Korgは、Volca ModularとVolca Drumを2019年2月中旬に発売予定。予想価格はそれぞれ23,000円(税別)、20,000(税別)となっている。
RA