ベルリンのクラブが政府主導の防音対策計画により最大10万ユーロの助成金受給が可能に

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    Thu, Nov 29, 2018, 05:30
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  • 地方自治体はナイトクラブと住宅地域の衝突削減のため総額100万ユーロの予算を計上。
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  • 昨年ベルリンで公約された新たな騒音保護対策法案が先日成立した。 ドイツの新聞紙Der Tagesspiegelの報告によると、ベルリンの世界的に有名なナイトライフ環境下では、夜間に眠りたい住人との間で定期的に問題が発生していた。ベルリン市はクラブカルチャーを経済利益とみなしており、和解しようと努力してきた。金銭的に防音対策を実施する余裕がないクラブと音楽ヴェニューは、現在ベルリン・クラブ・コミッションを介して国からの援助を申請することができる。 この申請は、最低2年以上運営されているヴェニューを対象に2段階プロセスを採用。基本となる申請書類はオンライン上で入手可能で、来年2月から専門の審査員による受給者を決めるための面接が3度にわたり実施される。 この助成金は、各申請者につき最大5万ユーロまで、「非常に重要なプロジェクト」には最大10万ユーロまで給付される。尚、クラブ側はスライド制に基づき資金総額の10〜20%を寄付する必要があり、受給後2年間営業を続けることができなかった場合は、助成金を返済しなければならない。 この助成金モデルはハンブルグの既存プログラムに基づいている。両市はどちらも、クラブを強制退去させることなく居住可能な街として存在し続けるという、ますます難解になりつつある問題に対抗している。 助成金給付希望のヴェニューはこちらから申請可能。
RA