村上春樹がヴァイナルコレクションや原稿を早稲田大学に寄贈

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    Tue, Nov 6, 2018, 07:15
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  • 半世紀以上コレクションした、ジャズなど1万何千枚のレコードを所有。
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  • 作家の村上春樹が、レコードコレクションや原稿、自身の蔵書を母校の早稲田大学へ寄贈する。 日本経済新聞によると、村上春樹は11月4日に母校の早稲田大学が開いた記者会見に出席し、レコードコレクションや、自身の本、翻訳した本、原稿などの資料を寄贈することを発表した。 国内では37年ぶりに記者会見をした彼は、「(資料の寄贈は)僕にとってすごく大事なことだし、きちんと話さなきゃいけないと思った」と述べ、寄贈の理由については「子供がいないので、僕がいなくなった後、資料が散逸すると困る」と語った。大学は資料を活用し、国際的な研究センター「村上ライブラリー(仮称)」の設置を検討しているという。 さらに彼は「僕の作品を研究したい人の役に立つなら、それに勝る喜びはない。文化交流の一つのきっかけになればと思う」「ゆくゆくは、スカラシップ(奨学金制度)も立ち上げることができたら言うことはない。欲を言えば、僕の集めたレコードや書籍をストックした書斎みたいなスペースを設け、そこでレコードコンサートを開けたらいいですね。僕も積極的に関わっていきたい」と述べた。 今年8月にはTOKYO FMで初のラジオショーをホストし、自身のレコードやCDからDonald FagenやKing Pleasure、Ben Sidranなどの音楽を紹介した村上氏。続く第2回目のショーが10月に放送された。
RA