Ben UFO、The Black Madonna、Discwomanらがカルチャーにおけるイスラエルボイコットを支持し、 #DJsForPalestine とツイート。

#DJsForPalestine と名付けられたキャンペーンの支持者たちが投稿する画像には、このようなメッセージが綴られている。「イスラエル政府がパレスチナの人々へ残虐で長期的な弾圧を続ける限り、私たちは占領に対する平和的抗議としてイスラエルをボイコットします。」
#DJsForPalestine の賛同者の中には著名アーティストも多く見られ、現時点でBen UFOやThe Black Madonna、Call Super、Caribou、Ciel、DEBONAIR、Discwomanコレクティブ、Four Tet、Gunnar Haslam、Laurel Halo、Noncompliant、object blue、Pariah、Peder Mannerfelt、Rrose、Violetらがその意思を表明。
PACBI(Palestinian Campaign For The Cultural And Academic Boycott Of Israel、イスラエルに対する学問・文化ボイコットのためのパレスチナ・キャンペーン)がコーディネートした今回のキャンペーンは、BDS (ボイコット、投資撤収、制裁)運動を取り囲む議論の中で、エレクトロニックミュージック関係者をより密接に巻き込んでいこうという広範な取り組みの一環として実施された。ステートメントの中で、代表者はこうコメントしている。「私たちは現代のDJ、プロデューサー、レコードレーベル、コレクティブ、そしてエレクトロニックミュージシャンの皆さんの、パレスチナの人々のイスラエルに対する文化的ボイコットへの支持を歓迎します。文化的ボイコットは南アフリカの反アパルトヘイト運動においては大きな役割を果たしました。国民の大多数である黒人に対する迫害をごまかし体裁をつくろうことを、先進的なアーティストたちが拒否したのです。イスラエルの占領体制やアパルトヘイト、植民地主義がパレスチナの人々の基本的権利を否定する限り、平常通りの生活などありません。」
パレスチナとの団結を表明した結果、ベルリンの://about blankで開催予定だったRoom 4 Resistanceのパーティーは、ヴェニュー側によってキャンセルされた。 ://about blank側は今回のキャンセル決定についての説明をFacebookに投稿。「和解し難い不和があったことから、私たちのヴェニューで予定されていたRoom 4 Resistance x Comemeの開催中止を決定しました。R4Rコレクティブがシェアした、イスラエルへの対抗のようなボイコットの呼びかけは、私たちの政治的見解からかけ離れています。」
今月初めには、イスラエルのPecan Parkで開催されたMeteor Festivalで、DJ Python、Volvox、Shanti Celesteを含む複数のDJが出演を辞退している。 同フェスティバルに対するBDSキャンペーンは、イスラエルが不法に占拠した土地にある宿泊施設への滞在を、主催者側が参加者に推奨したとも指摘。実験音楽家のHiro Koneは昨日、BDSをサポートするInstagramへの長文投稿の中で、Meteor Festivalに言及した。
今年7月、イスラエル政府はイスラエルを「ユダヤ人国家」と定めた。「ユダヤ人国家」法では「民族自決権はユダヤ人の独占的権利」とされ、これがアラブ人とパレスチナ人の権利を脅かす動きだとして大きな避難を浴びた。イスラエル最大の人権団体であるAssociation for Civil Rights In Israelのスポークスマンは、この政府の決定を“人種差別法”だと批判した。
A temporary suspension of visits from foreign artists and cultural ambassadors is a small price to pay to give an entire population the right to live with equal rights and basic human dignity #DJsForPalestine pic.twitter.com/3zsdvVYLGz
— Rrose (@rrose1921) September 12, 2018
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