Published
Tue, Jul 31, 2018, 13:30
- カナダ人のサウンドアーティストが雅楽と共作した新作は、9月リリース。
Tim Heckerのニューアルバム『Konoyo』が、Krankyからリリースされる。
Heckerは、最近死去した友人との会話からインスピレーションを受けて『Konoyo』を制作。その友人は「無の空間(間)と、ますます陳腐化していく音楽の密度の感覚」について考えていたという。カナダ人のエクスペリメンタルコンポーザー/サウンドアーティストであるTim Heckerは、日本への旅行中にこのアルバムの大部分を制作しており、雅楽団体・東京楽所のメンバーと”東京の郊外にあるお寺”で共同作業した。彼のトレンドマークであるアブストラクトなマニピュレーションのスタイルを、東京楽所が弦楽器、木管楽器、打楽器で演奏した音源に当てはめていったという。(タイトルのKoyanoは、”東京楽所の奏でる雅楽が日本の伝統音楽の一つであることに対し、本作品が“現在の世界(この世)”の音楽であることを意味している)。
9月下旬にリリースされる『Konoyo』は、Heckerの9作目のソロアルバム、そしてKrankyから発表する彼の5作目の作品となる。前作として彼は2016年に4ADから『Love Streams』を発表しているほか、最近、彼の最初の2枚のアルバム『Haunt Me, Haunt Me Do It Again』(元々はSubstractifからリリース)と『Radio Amor』(Mille Plateaux) がリイシューされている。
『Konoyo』のリリースと並行して、Heckerは東京楽所のメンバーと、彼の前2作のアルバムに参加しているKara-Lis Coverdaleをフィーチャーした、パフォーマンスの準備を進めている。
Tracklist
01. This Life
02. In Death Valley
03. Is A Rose Petal Of The Dying Crimson Light
04. Keyed Out
05. In Mother Earth Phase
06. A Sodium Codec Haze
07. Across To Anoyo
『Konoyo』は、Krankyから2018年9月28日発売予定。