Erica Synthsがインダストリアルテクノ向けモジュラードラムシステムを発表

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    Wed, May 9, 2018, 02:08
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  • 15個のモジュールリグで強力なビートを作成可能。
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  • ラトビアの電子楽器メーカーErica Synthsは、ベルリンで開催されたシンセ見本市Superboothにて、ヘビーなテクノドラム向けにデザインされた、新作オールインワン型モジュラーシステムを発表した。 ドラムシーケンサーには15個のモジュールシステムが搭載され、909スタイルのドラムのライブプログラミングが可能。前述のシーケンサーで使われるドラムサンプラーモジュールでは、サンプルのスタートポイント等の各種パラメーターに、2つのサンプルを一度にCVコントロールでトリガーすることができる。キック、スネア、タム、クラップ、ハイハットのそれぞれに割り当てられたモジュールもあり、3種類のサチュレーションのある新型デュアルドライブのモジュールを通して加工することができる。また、ステレオミキサーに加え、7つの入力端子・コンプレッサー・特定のドラムをエフェクトモジュールに送るための補助入力端子を備えたドラム用のミキサーも搭載されている。 エフェクト部分では、同メーカーの人気機種Pico DSPのモジュールを取り入れた、8つのアルゴリズムを搭載したデュアルエフェクトモジュールをはじめ、CEM3340オシレーターを使ったベースラインジェネレーター、トランジスタベースのサブオシレーター、”Beef”と名付けられたパラメーターに融合するバケットブリゲードディレイ2個が搭載されている。フィルター部分に関しては、同社製品のAcid Boxを使用している。 このモジュールシステムについては、イギリスの音響技術ニュースメディアSonic Stateのサイトで詳しく見ることができる。価格や発売時期等はまだ発表されていない。 同システムの動作中の様子をとらえたSonic Stateのビデオは以下から視聴可能。(8:30から)
RA