Published
Tue, Apr 10, 2018, 01:00
- 琉球古典音楽の意欲的ビッグバンド録音をアメリカのアンビエントデュオがリミックス。
琉球古典音楽の定番曲”かじゃでぃ風節”をビッグバンド演奏で録音した1977年の音源が発掘され、アメリカのアンビエントデュオVisible Cloaksによるリミックスを加えて、大阪のレーベルEM Recordsからリリースされる。
“かじゃでぃ風節(ふーぶし)”は琉球古典音楽・琉球舞踊を代表する曲で、結婚式などの祝いの席で演奏される定番曲。通常は少人数で三線を伴奏に歌われる曲だが、1977年、ミュージシャンの新崎純が好奇心から、ビッグバンド演奏で実験的に収録したのが本ヴァージョンとなる。人間国宝の照喜名朝一をはじめとする演奏家がスタジオに集められ、5 人の三線奏者、4 人の管楽器奏者、ピアノ、エレキギター、エレキベース、パーカッションとドラムの総勢13 人で、リハーサル無し、たった一回一度きりの演奏で吹き込まれた。
当時、記録用に録音したただ1 本のテープは、これまで新崎本人も紛失したと思っていたため、奇跡的な発掘リリースと言える。同音源に感銘を受けたアメリカ・ポートランドのアンビエントデュオVisible Cloaksが神秘的なリミックスを作成。1977年録音とのカップリングでのリリースとなる。
Tracklist
01. 新崎純とナイン・シープス - かじゃでぃ風節 (1977)
02. Visible Cloaks - かじゃでぃ風節 (Visible Cloaks Remix) (2018)
新崎純とナイン・シープス、Visible Cloaks「かじゃでぃ風節」は、EM Recordsより配信先行で4月25日発売予定。7インチヴァイナル版は5月下旬発売予定。