Published
Thu, Feb 15, 2018, 06:11
- フィジカル、デジタル、グッズ売り上げの全てが昨年度より増加した。
アメリカ拠点のインディペンデントな音楽プラットフォームBandcampが、最新となる2017年度年次報告書の内容を公開した。
同社の売り上げは前年度と比較して全体的に増加しており、デジタル販売のアルバムは16%、トラックは33%増加、マーチャンダイズ(グッズやフィジカルリリース作品の販売)は36%まで増加した。フィジカル販売の詳細は、ヴァイナルが最も売り上げを伸ばし(54%増)、続いてテープが41%増、CDが18%増となっている。アメリカのマーケティングリサーチ会社Nielsenが報告している、同国の音楽業界全体でのデジタル・フィジカル双方の売り上げ下落(デジタルセールスの詳細はアルバムが20%減、シングルが23%減)とは、対照的な結果となった。
Bandcampを利用しているレーベル数は現在約3500。レーベル側の収入は2017年度に73%増加した。同社は加えて、サービスローンチの2007年度から2017年度までのアーティストに対する支払い総額が約2億7千万米ドルに達したことを発表している。