Technicsの新ターンテーブルSL-1000R、価格は2万米ドル

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    Fri, Jan 12, 2018, 01:00
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  • ラスベガスで開催中のCESで、オーディオマニア向けの新たなターンテーブルが発表。
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  • Panasonicは、Technicsのハイエンド向けターンテーブル新製品SL-1000Rを発表した。 電気製品の大手企業として知られるPanasonicが昨日、ラスベガスで開催中の家電見本市CESで、同社のTechnicsブランドからのターンテーブル新製品についての大ニュースを発表した。ダイレクトドライブのSL-1000Rには、昨年同社から発表済みのSP-10R(ターンテーブル部分単体の製品)と、高減衰特性を持つマグネシウムパイプをアーム部に使ったS字型のユニバーサルトーンアームを搭載し、内部連結にはOFC(光ファイバーケーブル)を使用している。SP-10Rと同様、SL-1000Rはリファレンスモデル級の再生品質を追求した製品で、「測定限界とみなされる」という回転安定性(ワウフラッター)0.015%以下を実現。厚さ10mmの真鍮プラッターと、新開発の「不要ノイズ低減回路」を搭載している。総重量は40kgを若干上回る程度で、Panasonicは同製品が世界でも最良のS/N比を誇るとしている。 家電レビューサイトのTrusted Reviewsによると、SL-1000Rの販売価格は2万米ドル(約220万円)で、これはエリート層のオーディオマニア向けの価格帯であると語っている。DJ向けとしては、同社のSL-1200GRがより現実的な選択肢と言えるだろう。 Technics SL-1200の歴史と遺産については、当サイトの『スタンダード』特集シリーズで紹介している。
RA