RolandがアナログシンセサイザーBoutique SE-02を発表

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    Tue, Jun 20, 2017, 10:02
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  • Studio Electronics社とのコラボレーションで誕生したSE-02が7月発売へ。
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  • RolandがBoutiqueシリーズの新製品、SE-02を発表した。 Boutiqueシリーズは、Rolandの往年の名機のサウンドを独自のデジタル・モデリング技術で復刻し、コンパクトサイズでそのサウンドを搭載したもので、これまでにJuno 106TR-909TB-303を発表。前モデルは全て従来製品の電気回路をデジタルにして制作されたにの対し、SE-02は、このシリーズで初めてアナログ回路を伴う機材となる。本機は、MidiMiniやSE-1といったアナログ・デバイスをリリースしている米国のメーカーStudio Electronics社との共同開発で制作された。共同創設者のTim Caswellは、この協業について”夢が叶った”と発言している。 新製品『SE-02』は、同シリーズの新たなライン「Roland Boutique Designerシリーズ」として発売されるモノフォニック・アナログ・シンセサイザーであり、3基のVCO(Voltage Controlled Oscillator)、ディスクリート回路で構成されたシンセサイザー・エンジン、24dB/octのローパス・フィルターを搭載。各オシレーターは6種類のウェーブ・フォームを生成でき、温度補償機能を装備し厳しい環境でも安定したピッチを実現。3タイプのクロス・モジュレーション(XMOD)、フィードバック・ループとノイズ・ジェネレータを装備しているほか、9種類の波形が選択可能なLFO(Low Frequency Oscillator)を搭載している。テンポ・シンク可能なデジタル・ディレイを内蔵している(デジタル回路はバイパス可能)。 また、16ステップ・シーケンサーを搭載しており、演奏データの記録や自動演奏、ステップごとに音の長さを制御するゲート・タイム、ステップ間のピッチ変化を滑らかにするグライドの設定も可能。128のパターンを記憶することが可能で、最大16パターンで構成されるソングは本体に16個まで記憶できる。トリガー入出力端子、MIDI、USB-MIDI、USBオーディオに加え、CV、VCF CV、Gateの各入力端子を装備しており、リズムマシンや他のビンテージ・シンセサイザーなどと接続することができる。 コラボレーションを説明した動画は以下のとおり。
    SE-02の動作は以下をチェック。
    SE-02は、 Rolandより$499.99で7月発売予定。
RA