HerbertがBrexitをテーマにしたビッグバンドの最新アルバムを発表

  • Share
  • ヨーロッパ各地でのコラボレーションにハイライトを当てる、2年がかりのプロジェクトとなる。
  • HerbertがBrexitをテーマにしたビッグバンドの最新アルバムを発表 image
  • Matthew Herbertが、ビッグバンドの最新アルバムの詳細を発表した。2年間に渡り、Brexitの経過にフォーカスしていくプロジェクトとなる。 多作なプロデューサー、Matthew Herbertは長年に渡りダンスミュージックを制作しているが、彼率いるバンドプロジェクト、Matthew Herbert Big Bandとして、これまでに2003年と2008年に一枚ずつ、計2枚のアルバムを発表している。今作は単なる録音源ではなく、Herbertがヨーロッパ全域で、Brexitの経過と並行して実行していく、2年がかりのプロジェクトとなる。 HerbertはUKがEU離脱交渉を始めた時期にこのプロジェクトを計画し始めており、その内容は「ヨーロッパ各地で行うコンサート、レコーディングセッション、ワークショップと並行して実行する」というもの。アルバムの完成は、イギリスが正式にEUを離脱する2019年のその日に予定されている。彼はそれぞれのコンサートで収録を重ねていき、ヨーロッパ各地の異なる言語で1000人が一斉に歌うというレコーディングを目標としている。 また、HerbertはBrexit Sound Swapをローンチする。ユーザーは3秒のクリップをアップロードでき、するとすぐさま他の人の3秒のクリップへアクセスできるというもの。「新しく、そして多様なノイズという共通のリソースを創造する。全員がそれをフリーで使用したり、聞いたり、ダウンロードすることができる」という(このウェブサイトは現在ベーター版で、UK政府がEU離脱プロセスを実行する時に仕上げられる予定だ。) 「Brexitキャンペーンのメッセージは、国家として我々は独立した方が良いというものだった。私はそのアイデアに真っ向から反論しているし、初めから終わりまで”協力する”という考えを具現化するためのプロジェクトを作りたかったのです」とHerbertは述べている。
RA