Commixが新作12インチ「Generation EP 2」を発表

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  • George Levingsが、ドラムンベースプロジェクトを再開した理由についてRAに答えた。
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  • Commixの新作EPが10月21日にリリースされる。 Metalheadz所属の同プロジェクトは、かつてはGeorge LevingsとGuy Brewerによるデュオであっった。2人はデビューアルバム『Call To Mind』の発表後解散。BrewerはShiftedとしてテクノシーンで活動を開始した一方、LevingsはEndian名義でハウスミュージックを制作し始めた。 そして今年春、LevingsはCommix名義の新作12インチ「Generation EP 1」を発表。2つのオブスキュアな過去のトラックと、SpectraSoulによる新たなリミックスを収録した同作によって、Commixはシーンに“復帰した”とLevingsはRAに語った。新作「Generation EP 2」には新曲3曲(とボーナストラック1曲)を収録するほか、来年にはニューアルバムをリリース予定とのこと。我々は今回、Commix復活についてLevingsにメールでのショートインタビューを行った。
    Commixとドラムンベースに立ち戻ろうと思ったきっかけは何でしたか? いつかまたドラムンベースをやろうとはずっと思っていた。僕の財産の一部だし、僕の青春の大部分を占めている。『Call To Mind』を作った後にシーンを離れようと思った理由は、まずは僕たちの創造力が弱まってしまったからだった。もう2ステップを聴きたくなかったし、ましてや作るなんてもってのほかだったよ!2つ目の理由は、当時のシーンの状況にあった。僕たちはどうもしっくり感じられなくなってしまい、どんどんと違うフォームの音楽に熱中するようになっていった。 僕たち2人にとって、正しい選択だったんだよ。僕はまた料理を始め、教員資格を取り、マスタリングやサウンドエンジニアについても覚えたし、旅行もした... そして一番重要なのが、それまでとは違ったフォームの音楽や、違ったスタイルのプロダクションを追求するようになったことだ。情熱、表現形式という、本来あるべきところから音楽を見ることができるようになった。毎週毎週音楽活動をして、すっかりのめり込んでいた。 そうした状態に戻るのは大変ではなかったですか? いや、大変ではなかった。数年前に音楽活動がツラくなってきた時と比べて、ずっと楽だったよ。新しいエネルギーと、もう一度シーンに何かを提示できるっていう気持ちと一緒に戻ってきたからね。シーンから離れている間に、まったく新しい制作テクニックを開発したんだ。今はエンジニアとしてもずいぶん上手くなったし、過去の作品を進化させた音楽を作るには良い状態にあると思ってる。前に進む為に、とても重要なことだ。 当時は知らなかった、あるいは取り入れていなかった新しい制作アプローチは何かありますか? 昔の曲は全部Reasonで作ってた、15年間くらい使ってたプログラムだ。素材は全部サンプルで、少しシンセシスも使ってたけどそんなに多くはなかった。かなり制限された制作方法で、根本的には良かったんだけど、何年もそうして制作を続けた後、僕はもっと新しいテクニックや制作方法を探究したくなった。ここ数年間は、その新しいアプローチを追求するのがとても楽しかったよ。色んなハードウェア環境で作業したり、エンジニア面についてもかなり広範囲を覚えたし、ピアノのレッスンや、理論をもう一度勉強することで自分の音楽知識をリフレッシュさせた。今の僕の音楽は昔とは全然違って聴こえるよ。それが正に僕のしたかったことなんだ。
    Tracklist A Freefall B1 Honey B2 Behold C Arplong (Digital Only) 「Generation EP 2」は、Metalheadzより2016年10月21日の発売予定。
RA