RolandがBoutiqueシリーズの第2弾としてTR-09、TB-03、VP-03を発表

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    Mon, Sep 12, 2016, 06:13
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    Tomoko Naoshima
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  • 日本の機材メーカーが“909の日”を祝し、31機種の新製品を発表。
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  • Rolandが、秋の新製品として全31機種を発表した。 先週金曜日、日本の機材メーカーRolandは、同社が開発した歴史的な名機TR-909の発売33周年を祝い、24時間に及ぶオンラインイベントThe Future. Redefined.を開催した。ストリーミング中に計31機種の新製品が発表されたが、まず注目したいのは、Rolandが2015年にローンチしたBoutiqueシリーズの第2弾となる、TR-09、TB-03、VP-03の3機種だ。“909の日”ということもあり、各方面ではTR-909の新バージョンの登場が期待されていたが、このリズムコンポーザーTR-09こそが、同社のACBテクノロジーによりTR-909の強力なサウンドと操作子のすべてを超コンパクトなボディに凝縮したモデルである。更に本機は、ライト/プレイのシームレスなモード切り替え、独立したトリガー・トラック、USBオーディオ経由の4つの独立した出力の搭載など、オリジナルを上回る魅力的な機能を搭載している。 手のひらサイズのベースシンセTB-03は、TB-303の挙動とサウンドを忠実に再現しながらも実用性を重視し、機能性もアップ。4桁のLEDディスプレイはプログラミングをより簡単かつ確実にし、オーバードライブやディレイでよりアシッドな音色も得られる。また、USB接続すればオーディオ・インターフェイスとしても動作し、DAWと併用する外部音源としても使用できる。。 一方、ボコーダー・サウンドの代名詞と言えるVP-330をコンパクト化したVP-03は、ボコーダー以外にもVP-330の特長であるヒューマンボイス、ストリングスなどのアナログ・アンサンブル系のサウンドも搭載。コード・メモリーやボイス・ステップ・シーケンサーといった新しい機能により、新しい表現やパフォーマンスが可能となるほか、キーボード・ユニットK-25mを接続可能だ。 Rolandはこの他にも、Plug-Out3台分の拡張が可能なパワフルなシンセサイザーSYSTEM-8や、Seratoとの共同開発によるDJコントローラーDJ-808、そして“909セレブレーション・スペシャル・ペイント”が施された3スピードターンテーブル(TT-99)と2チャンネルミキサー(DJ-99)などを発表した。 各機種の詳細は、Rolandのオフィシャルサイトをチェックしてみてほしい。
RA