Published
Tue, May 24, 2016, 10:35
- 大型クラブや音楽フェスティバルでの利用に特化したCDJ-TOUR1とDJM-TOUR1が8月上旬に発売。
Pioneer DJが、大型クラブや音楽フェスティバルでの利用に特化したTOUR SYSTEMを新たに導入し、その最初の製品となるCDJ-TOUR1とDJM-TOUR1を8月上旬に発売する。
同社は、今年1月に米アナハイムにて開催されたNAMMショウで両モデルの試作機を展示していたが、本日ようやくその全詳細が明らかとなった。96kHz/24-bitのハイレゾ⾳源を再生可能なプロフェッショナルマルチプレイヤーCDJ-TOUR1からの音声は、デジタル接続されたDJM‒TOUR1の業務⽤デジタル⾳声規格に対応したAES/EBU端子より出力されるため、⼤規模な会場においても劣化することなくオーディエンスに届くという。またアナログ音声に関しても、広帯域において低ノイズで低歪なESS社製の32‒bit D/Aコンバーターを両モデルに搭載しており、原音に忠実な再生を⾏う。そしてPRO DJ LINKを利用するためのLAN接続においては、振動などによるケーブル抜けを防ぐNEUTRIK社製業務⽤LAN端⼦を採用。更に、前述のNAMMショウでも話題をさらった13インチの特大ディスプレイは、⾒やすい⾓度に簡単に調節が可能なほか、付属のディスプレイシェードを使用すれば屋外での使⽤時にもディスプレイへの外光の映り込みを軽減することができる。加えてDJM-TOUR1には、従来のヘッドホンセクションと独立してキュー選択とボリューム調整ができるセカンドヘッドホンセクションを搭載している。
このように、様々な新機能を搭載したTOUR SYSTEMシリーズだが、両モデルは今年1月に発売された同社のフラッグシップモデルCDJ-2000NXS2、DJM-900NXS2と同様の基本レイアウトや機能を採用している為、Pioneer DJの機材に慣れ親しんでいるユーザーは迷うことなく使用することができそうだ。尚、将来的にはTOUR SYSTEMシリーズと「映像照明演出との連携機能」も計画しているという。CDJ-TOUR1、DJM-TOUR1のフルスペックは、Pioneer DJのオフィシャルサイトをチェックしてみてほしい。
Pioneer DJは、CDJ-TOUR1、DJM-TOUR1を2016年8月上旬に発売予定。いずれもオープン価格となっている。