MNML SSGSのパーティーが今週末Contactで開催

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    Wed, May 11, 2016, 08:46
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    Resident Advisor
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  • Chris SSGが仕掛けるイベントがErika、Ulf Erikssonをフィーチャー。Erikssonのショートインタビューをチェック。
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  • 5月14日(土)、渋谷ContactにてMNML SSGS主催のパーティーが開催される。 東京を拠点に活動するChris SSGが立ち上げ、世界中のエレクトロニックミュージックシーンが信頼を寄せていた人気ブログMNML SSGS。ブログが2012年に休止して以降も、都内各地のヴェニューやDOMMUNEなどでパーティーを開催してきた。今週末のパーティーには、2人の海外アーティストをDJとして招聘。まずは、スウェーデン・マルメを拠点にKontra-Musikを主宰し、Sebastian Mullaertとのコラボレーション活動でも知られるUlf Erikssonが、本邦初のソロセットを披露する。また、Ectomorphのメンバーであり、デトロイトのレーベルInterdimensional Transmissionsの運営者の1人でもあるDJ/プロデューサーErikaが来日する。オープニングDJは、主催者であるChris SSG自らが担当。更にFISHクルーがホストするセカンドフロアには、LA拠点のアーティストMagic TouchやSapphire Slowsが出演する。パーティーの開催に先駆け、ゲストの1人であるUlf Erikssonのショートインタビューが到着したのでチェック。
    あなたが主宰するレーベルKontra-Musikは今年で10周年を迎えます。レーベルの思想やアイディアは、この10年間変わっていませんか?あるいは、あなた自身やレーベルは変わりましたか? 音楽的な話をすると、レーベルは常に変化しています。それは1つのレーベルを10年間続けるには必然的なことだと思います。それに、物事を常に面白い状態でキープする為にも、変化は必要です。僕はどんな種類の音楽も好きだし、レーベルのサウンドを狭い型にはめるのは嫌です。でも、レーベルの基本となるものは変わっていないと思います。Kontra-Musikは、独立していて、自由で、挑戦的なレーベルです。それと、リリースする作品は常に、機能的であることよりも個性を大事にしています。 あなたの音楽に対する姿勢の形成に影響を与えた人や物があれば教えて下さい。 誠実であることや、楽で速い方法を取らないミュージシャンやアーティストが好きですが、それよりもヴィジョンに忠実であり続けることが大事です。ありがちなコメントかもしれませんが、Sun Raが良い例です。レーベルを立ち上げるまで、僕はアメリカ、特にデトロイトのテクノに大きく影響を受けていました。もちろん、Kontra-Musikというレーベル名や、その頃の姿勢は、Underground Resistanceに影響されたものです。彼らの作品が、単なる音楽というよりも破壊的な力と言えるところが好きでした。音による闘争というか... 今は僕も年を取ったし、昔よりは賢くなったので、そことは反対の部分に影響を受けています。あまりハイプな手段を取らずに活動を続けているレーベルが好きです。クリエイティブと良い音楽さえあれば十分なはず。ブランディングにはあまり興味がありません。 最近あなたが主宰したフェスティバル、Intonalについて教えて頂けますか?アーティストのブッキングにあたって、レーベルの運営と似たようなアプローチを取っているのでしょうか? Intonalはスウェーデンのマルメ(僕の地元です)を舞台に、CTM(ベルリン)やUnsound(クラクフ)とのコラボレーションによって僕が開催しているエクスペリメンタルミュージックのフェスティバルです。今年のフェスティバルは最高の内容で終えられて、とても嬉しいです。今年で2回目だったのですが、すごく馴染みのある感じで、スペシャルな雰囲気になりました。フェスティバルとレーベルに対する姿勢は比べられないですね。フェスティバルではエクスペリメンタルミュージックをメインとしながら、きちんと予算を設定して、様々なジャンルとオーディエンスの邂逅の場を創ることを第一の目的としています。しかし、1つ重要な類似点があります。リスクが伴うこと、安全を見越したブッキングは1つもないということです。最近は、他と同じようなアーティストばかりラインナップしたフェスティバルがたくさんありますね。いつも同じヘッドライナー、何故なら彼らが人気だから。くだらない。それと、僕の仕事は全て、Kontra-Musikのウェブの一部のようなものです。今僕が持っているコネクションがあってこそフェスティバルが実現したのであって、それらは基本的に、長年Kontra-Musikをやってきたからできたコネクションですから。 ここ1、2年で、あなたはSebastian Mullaertとのハイブリッドライブ/DJパフォーマンスを組んできました。Sebと共にプレイすることによって、あなたの音楽や演奏に対する姿勢は何か変わりましたか? もちろん。Sebastianはダンスミュージックそのもの、そしてダンスミュージックがどのようにしてスピリチュアルな体験を生むのかに重きを置いています。僕はピュアなダンスミュージックや、DJセットの中でリスナーにとっていかに面白く、ディープで、意味のあるジャーニーを生むかについて、もっと興味を持つようになったと思います。Sebastianは、人生の力や前向きさの塊のような人であり、経験豊富で意欲的なミュージシャンです。インスパイアされないわけがありません。 あなた自身とKontra-Musikの今後のお予定を教えて下さい。 リリースを続々と控えています。TM404のアルバム『Acidub』がちょうど出たばかりで、Wa Wu Weの新作EP、Sebastian Mullaertとのアルバム『The Dance』のリミックス盤、Frakのアルバムもあります。もちろん、ソロや、Sebastianと一緒のツアーもまだまだやります。僕は旅をし、音楽を通して色んな人と出会い新しい友達を作ることが大好きです。それがこの仕事の1番の魅力だと思います。この先もずっと続けられるといいんですけどね。
    尚、本日5月11日(水)の21時からは、DOMMUNEにてMNML SSGSのショウが行われ、ErikaとChris SSGの2人がプレイ予定となっている。 Contactでのイベントの前売りチケットは、現在RAにて販売中。


    • Sat, May 14, 2016

      Mnml Ssgs

      Erika, Ulf Eriksson, Chris SSG, Magic Touch, Sapphire Slows
      Tokyo
      Location
      Contact
      Person
      29
RA