Published
Fri, Feb 26, 2016, 00:02
- 2014年以来のソロ作品が4月に発売。
Brian Enoの最新アルバム『The Ship』が、Warp Recordsより4月29日に発売される。
2つのパートで構成されるアルバムは、Enoが3次元録音テクニックの実験を行なっている際に生まれたものだ。また、今作は20世紀初頭に起きた歴史的な出来事や、水、空虚、そして大きな広がりといったイメージにインスパイアされている。
「スターティング・ポイントのうちの1つには、私の第一次世界大戦への強い興味があった。傲慢な帝国同士の衝突を引き起こした、全人類を巻き込んだ狂気だ」と、Enoはコメントしている。「大戦の直前にはタイタニック号の沈没事件が起きているが、この2つの歴史的事件には類似点があるように感じる。絶対に沈まない船と言われた、人間の技術力の極致であったタイタニックは、自然を征服したいという人間の欲望の象徴でもあったのだ。」
『The Ship』は、Eno自身が歌った船乗りの歌をもとに構成した21分間に及ぶタイトルトラックから始まる。「普通のリズム構成やコード進行には頼らない曲でアルバムを作りたかった。」また2曲目は、アルゴリズムによって作り出されたポエトリー、スポークンワード、そしてThe Velvet Underground "I'm Set Free"のカバーという3つのトラックで構成されている。
Tracklist
01. The Ship
02. Fickle Sun
(i) Fickle Sun
(ii) The Hour Is Thin
(iii) I’m Set Free
『The Ship』は、Warp Recordsより2016年4月29日の発売予定。