Published
Fri, Feb 19, 2016, 05:03
- 親会社のSFX Entertainmentが破産手続きに入ったオンラインストアが、2015年の決算を発表。
オンラインストア／ストリーミングサービスのBeatportが、2015年決算が550万ドルの赤字であったことを明らかにした。
この数字は、2013年に5000万ドルでBeatportを買収し親会社となっていたSFX Entertainmentの、破産手続きの中で発表されたものだ。Billboardが報じている通り、第4四半期の概算を含む2015年の決算で、2014年には4650万ドルあったBeatportの収益が、2015年は3910万ドルにまで落ち込んだ。また同じ期間で、経費は1120万ドルから1870万ドルにまで膨れ上がっている。つまり、Beatportは2014年の710万ドルの黒字から、昨年は550万ドルの赤字に転落したということだ。尚、同社は2015年8月、レーベルに対する4月から6月にかけての売上の支払いを一時的に凍結していた。
また、SFX全体の財政の雲行きも怪しくなってきているようだ。2015年初め、同社は6000〜7000万の黒字を予想していたが、結果として1800万ドルの最終赤字に転落している。SFX Entertainmentは、2月1日（月）に連邦倒産法第11章の適用を申請。この決定によって、SFXの帳簿からは3億ドルの債務が帳消しとなり、創設者のRobert F.X. Sillermanに代わって新たなCEOが就任することとなった。