SoundCloudがUniversal Music Groupとパートナーシップ契約を発表

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  • 長引く交渉の末、2社間における契約が合意に達した。
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  • SoundCloudが、Universal Music Groupとライセンス契約を締結した。 UMGは、The WeekndやSam Smithといった同社所属アーティストの音源のストリーミングを、SoundCloudの広告システムを利用して収益化する計画だ。今回の契約によって、月間利用者1億7500万人以上という大手ストリーミングウェブサイト、SoundCloudと契約していないメジャーレーベルはSony MusicとSony/ATVのみということになった。尚、同サイトのサブスクリプションサービスは2016年に運用開始予定となっているが、未だその詳細は明らかとなっていない。 SoundCloudの創業者兼CEOのAlexander Ljungは、次のようにコメントしている。「UMGとのパートナーシップ契約によって、我々が過去7年間で築き上げてきた、多様な表現形式が存在し、あらゆるアーティストが彼らの作品をシェアすることができる独自のコミュニティを、より強く、よりユニークなものにすることができるでしょう。」 Ljungはこう続ける。「世界最大のオーディオプラットフォームと、世界最大の音楽会社が手を組むことによって、クリエイターにとって重要なプラットフォームとしてのSoundCloudの役割をより拡大し、弊社の利益をUMGの多くのロスターやアーティストに配分することを目指します。また、音楽業界の大部分と我々がパートナー契約を結び、既にプラットフォーム上に1億曲以上アップされているトラック数が更に増えることによって、クリエイターとリスナー両方に、音楽ストリーミング業界随一のサービスを提供することが可能となります。」 以下は、Universal Music GroupのチェアマンでありCEOであるLucian Graingeのコメントだ。「UMGは長い間、SoundCloudのような、人々を活気づける企業や、革新的なサービスを尊重してきました。今回のパートナーシップ締結によって、SoundCloud上の音楽コミュニティからの新しくエキサイティングなエンゲージメントが増え、レコーディングアーティストやソングラーター、レーベルにとって、クリエイティブ面と商業面両方の利益となることを約束します。SoundCloudと一緒に仕事ができること、そしてコマーシャルサービス界での成功をサポートできることを、楽しみにしています。」
RA