Beatportがレコードレーベルへの拠出を凍結

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  • 同社の親会社SFXの株式非公開化の手続きが終了するまでは支払いが不可とのこと。
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  • Beatportが、現在親会社のSFXが株式非公開化手続きを進めている関係で、レコードレーベルへの拠出金を凍結していることが明らかとなった。 大手オンライン・ミュージック・ストアのBeatportによると、2015年の第4四半期に完了が予定されているこの手続きによって、この4月から6月にかけての間、「一定の売上げのあるレーベルへの支払いがストップしていた」とのことだ。Beatportを所有するSFX社は、現在長期的な構造改革を行っている最中だ。その制作の1つとして、社長でありCEOであるRobert Sillermanが、非上場の為に自ら会社を買い取ったという。 以下はRAで確認した、Beatportから音楽著作権の所有者たちへ向けて送信されたというEメールの内容だ。
    「10年以上前の会社設立以来ずっと、Beatportはレーベルパートナーの皆さまに約$200,000,000もの金額をお支払いしてきました。Beatportの親会社であるSFXは、現在“株式非公開化”の手続きを進めており、これによって一定の売上げのあるレーベルへのお支払いがストップしています。この手続きは数週間後に完了し、その後、滞っている金額を全てお支払いする予定です。Beatportは、エレクトロニック・ミュージックの作り手である皆様と友人でいられることを誇りに思います。我々は今回のトラブルの早期解決に努めている最中です。ご質問等ございましたら、皆様のレーベルマネージャーまでお問い合わせください。ご理解ご協力のほど、よろしくお願い致します。」
    一方で、Morgan Geistを含むレーベルオーナー数人は、このEメールをFacebookで公開した。Geistは、「このメールには謝罪の一言も見当たらない」とのコメントを付け加えている。尚、Beatportは先日、新たなCEOとして、SFXの元社長でありCOOのGreg Consiglioを迎え入れたばかりだ。
RA