Logic Pro Xがバージョンアップ

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  • Apple曰く、バージョン10.1は「EDMとヒップホップの楽曲制作」向け。既存ユーザーの場合は無償でアップデート可能。
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  • Appleが、Logic Pro Xのバージョン10.1をリリースした。 Appleによると、新バージョンとなったDAWソフトは「EDMとヒップホップの楽曲制作に向けて」強化されているほか、「あらゆるタイプの楽曲の制作プロセスをスムーズにする一段とパワフルになったツールの数々」を搭載している。(Logic Pro Xに関しては、RAのJono Buchananがこちらのチュートリアルで、前回の大幅なアップデートについて説明している。)ビートプログラミングツールであるDrummerには、テックハウスやトラップ、ダブステップなどのスタイルにフォーカスした10人の“ビートプロデューサー”が新たに追加され、新しいDrum Machine Designerプラグインでは、電子ドラムキットをさまざまなスタイルでカスタマイズするための新しいサウンドと機能を使用できる。また、サウンドライブラリが拡張されており、200を超える新しいシンセサイザーパッチや10のクラシックなメロトロン音源などが追加された。そして、ピアノ・ロール・エディタの新しいブラシツールを使って、ノートのシーケンスを作成できるほか、“ノートリピート”モードと“スポット消去”モードでは、クラシックなドラムマシン風の手法でリアルタイムにビートを作成可能。更に、Retro Synthでは、読み込んだオーディオから波形テーブルを作成できるようになった。 その他の基本的なアップデートとしては、バージョン10.1ではリージョン単位でのオートメーションが可能になったほか、他のプロユースのDAWでもお馴染みの機能が追加されている。フェードのリアルタイムレンダリング機能により、フェードとFlex Pitchを組み合わせて使用することが可能になった。デザインが刷新されたCompressorプラグインには、サイズ調整が可能なRetinaディスプレイ対応のインターフェイスが搭載されたほか、新しいClassic VCAなど7つのモデルが追加された。また、ミックス機能に関してもいくつかの変更がある。 Logic Pro 10.1は、Mac App Storeにて¥19,800で販売中。既存ユーザーは無償でアップデート可能だ。
RA