Resident Advisorが、サイト内でのチケット転売サービスを開始した。
本サービスは、業界初の試みとなる。チケットマーケットは現在国際的なものとなっており、先日UKの国会では、チケット販売仲介業者やダフ屋と購入者との間で問題が起きている場合は、業界内で何らかの自主規制をする必要があるという議論がなされた。RAの転売サービスは、プロモーターと、真の音楽ファンである皆さんにとって、より公平なシステムを目指して開発された。
本サービスによって、ソールドアウトしたイベントに限り、既にチケット購入したユーザーが参加できなくなった場合、チケット代金の払い戻しが可能となる。しかも、彼らは使わなくなったチケットを、彼ら自身と同じ真の音楽ファンに売ることができるのだ。また、我々は本サービスによって、偽造もしくは詐欺行為で入手したチケットの撲滅や、人気イベントのチケットを高額で販売するなどして不正な利益を得るダフ屋行為の防止を目指す。
一方、プロモーター側も、自身主催のイベントでのダフ屋行為を防ぐことができると同時に、チケット購入者がイベントに参加する確立をアップさせることができる。また、エントランスに並ぶ時間やそこで生じる問題(偽造チケット等による問題などを含む)の減少も期待できる。
サービスの仕組み:
- チケット購入者がイベントに参加できなくなった場合、チケットを転売プールに登録することができる。
- あるイベントのチケットが完売した時点で転売システムが稼働。先入先出方式での販売となる。
- 転売プールに登録した後でも、チケットが他のユーザーに売れてしまう前であれば、元のチケット保有者は再びチケットを自分の手に戻すことが可能。
- 転売手続きが完了した時点で元のチケットはキャンセルとなり、元の購入者には代金払い戻しの通知が届く。
- 転売サービスでチケットを購入したユーザーには、新しいチケットが通常と同じように届く。
- チケットが転売される際は、ソールドアウトした時点での価格、つまり最終価格での販売となる。例えば、¥2,000の早割チケットが不要になったが、最終段階のチケット料金が¥3,000だった場合は、¥3,000にて転売される。元のチケット保有者には購入したチケット料金の全額が払い戻しされ、その際に生じた差額分はプロモーターの利益となる。
転売サービスは、昨日8月5日よりRAにてスタートしている。本サービスは、あなたの注文履歴のページから利用することができる。